MOSの資格は3種類!それぞれの特徴を徹底解説!

2023.06.22

MOSの資格は3種類!それぞれの特徴を徹底解説!|パソコン教室・パソコンスクール AVIVA
マイクロソフトオフィス

Microsoft Officeには、WordやExcel、PowerPointといったソフトがあり、世界的な資格であるMOSもソフトごとに試験が分かれています。どの試験を受験するかは、得意不得意や使用する頻度の高さで決まってくるでしょう。ソフト以外にどのバージョンとレベルで受けるかも重要です。今回は、MOSの資格がレベル別になっている点に焦点をあてて、試験内容や取得条件などを解説していきます。受験する試験を決めるうえでも重要な知識ですので、しっかり覚えていきましょう。

MOS一般レベルの資格

MOS一般レベルとは、WordとExcel、PowerPoint、Access(2016バージョンのみ)、Outlookで設けられている資格のレベルです。一般レベルという文字通り普段の作業でよく行う操作スキルが求められます。MOSにはWord、Excel、PowerPoint、Access、Outlookの5つのソフトがありますが、同一のバージョン内で資格のレベルが分かれているのはWordとExcelのみです。
Wordの試験は、文書の作成や保存、段落設定、表の作成編集、文書の印刷など、基本的な内容ばかりです。また、Excelの試験内容も、ブックの作成やデータの並べ替え、数式の作成など、仕事でExcelを使っている人ならおなじみの作業と言えます。

MOS資格を目指すなら、まずは一般レベルを目標に勉強を始めましょう。試験はWordやExcelを操作しながら進めていきます。問題通りに作業ができればOKです。MOSには筆記試験がありません。知識を測る試験ではなく、いかにソフトの操作ができるかを試します。一般レベルであっても、かなり実践的な内容です。Officeソフト初心者なら、一般レベルの勉強をするだけでも実務に役立つ基礎スキルを習得できるでしょう。

MOS上級レベル(エキスパート)の資格

MOS上級レベル(エキスパート)は、Officeソフトの基礎からワンランク上のスキルが求められます。Wordは文書の暗号化や共有、スタイルの管理・カスタマイズなど、Excelは高度な関数の利用、複合グラフやピボットテーブルを使っての分析など、そしてAccess(2019バージョンのみ)はデータベースの管理やテーブルの作成・変更、クエリの作成・変更などが試験の範囲です。
上級レベル(エキスパート)で意識したいのは、業務の効率化と生産性の向上です。たとえば、Excelなら複数の関数を組み合わせることで、請求書や顧客管理表などを作成できます。高度なスキルがなくてもこれらの書類は作れますが、関数の知識があるのとないのとでは作成にかかる時間は相当変わってくるでしょう。毎回同じ工程を踏む場合はマクロ機能を使えば、複数の工程がクリック1回~2回で済ませられます。

一般レベルで操作の基礎を学んだら、上級レベル(エキスパート)で高度な操作習得に挑戦するのがおすすめです。就職や転職活動でもMOSの上級レベル(エキスパート)を持っていれば、パソコンスキルがどの程度あるのか示せます。高いスキルを持っていることのアピールにもなります。上級レベル(エキスパート)も実務試験のみです。仕事で作業をする様子を想像しながら、高いスキルを身につけましょう。

MOSマスターの資格

Microsoft Office製品ソフトの操作スキルで、より高いレベルであることを示すのが、マイクロオフィススペシャリスト(MOS)マスターという称号です。マスターになるには、Microsoft Officeの同じバージョンで、複数科目の試験に合格する必要があります。必須科目はバージョンによって異なります。
MOS2016マスターの場合、必須科目はWord2016エキスパートレベル、Excel2016エキスパートレベル、PowerPoint2016です。選択科目はAccess2016とOutlook2016のうちどちらかひとつです。MOS2016マスターでは、WordとExcelはともにエキスパートレベルが必要ですので、マスターの称号を贈られた人は、いかに高い技術を身につけているかが証明できるでしょう。

ちなみに、マスターになるための特別な試験や申請は必要ありません。マスターの認定証は、同じ受験者IDで規定科目に合格すると自動的に発行されます。もし、別の受験者IDで規定科目に合格した場合は自動発行にはなりません。MOS資格試験のWebサイトでIDの統合申請を行い、認定証を発行してもらいましょう。

多くの種類があるからこそ取得のしがいがある

MOS資格には5つのソフトがあり、一般レベルと上級レベル(エキスパート)を合わせると試験の数は7科目にも上ります。Microsoft Office製品ソフトを操作したことがない人は、最初のうちは用語を覚えるのも苦労するかもしれません。しかし、ソフトをまたいで共通する操作もあるので1科目でも取得できれば、パソコンスキルは大いに向上するでしょう。また、1科目でも合格できればさらに上を目指したくなるものです。規定科目をクリアすればMOSマスターの称号ももらえます。まずは1科目から勉強を始めてみましょう。

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