【2020年度版】簿記試験1級・2級・3級を徹底解説!試験内容や難易度、対策まとめ

簿記は幅広い職種でその知識が活かせる資格です。以前は経理職などの限られた専門職でその知識を活かすことの多い資格でしたが、最近は全てのビジネスパーソンにとって必須とも言われる資格になりつつあります。そのため、簿記はキャリアアップや自己啓発のために取得したい資格ランキングでも常に上位にランクインしており、根強い人気があります。

そこで今回は、簿記試験の内容を1級・2級・3級に分けて詳しく解説し、併せて新型コロナウィルスの影響なども含めた最新の簿記試験情報もご紹介するので、参考にしてみてください。

1.簿記試験1級・2級・3級とは?

簿記試験とは一般的に日本商工会議所が実施する日商簿記検定のことを指します。簿記検定は難易度の難しい順に1級、2級、3級の試験が実施されていますが、簿記の初心者でも気軽に受験できるように、さらに易しい簿記初級や原価計算初級の試験も実施されています。

1-1.簿記1級

最難関の簿記1級は簿記のスペシャリストを証明する資格で、税理士試験の受験資格としても認められています。簿記1級の有資格者は会計事務所や事業会社の経理部などでも重宝される存在で、資格を保有していることで就職なども有利になることがあります。

1-2.簿記2級

簿記2級は財務諸表から経営内容を把握することができ、企業活動の分析や適正な会計処理を行うために求められる簿記の知識です。簿記1級ほどではありませんが、事業会社の経理部や財務部などに就職する場合は有利になる資格の一つとなっています。

1-3.簿記3級

簿記3級は小規模企業における企業活動を把握し、経理関連の適正な処理を行うために求められる知識です。業種や職種に関わらずビジネスパーソンとして身に付けておくべき基本的な知識となるため、簿記3級の有資格者も就職などの際に一定の評価を受けることもあります。特にキャリアアップや就職などで活用できる簿記資格は基本的に3級以上と言われることもあるので、資格取得を目指す方は3級を目標に学習するのがおすすめです。

2.それぞれの試験内容・難易度・合格率

1級から3級の簿記検定の試験内容や難易度、合格率を確認してみましょう。

1級試験 試験内容 商業簿記と会計学、工業簿記、原価計算という4科目について、幅広い知識が問われる試験です。大企業の決算報告書作成などに関わる財務会計だけでなく、経営判断等にも活用できる管理会計の知識まで求められ、難易度の高い内容が出題されます。
難易度 簿記検定の中でも1級は最も難易度の高い試験です。合格に必要となる目安の勉強時間は500~600時間が相場となっており、一部の難関国家試験に肩を並べる試験難易度となっています。
合格率 合格率は毎回10%前後で推移しており、過去3年間の最低合格率は5.9%で最高合格率は13.4%です。
2級試験 試験内容 商業簿記と工業簿記が主な試験範囲となっており、原価計算についても基本的な知識が問われます。中規模企業の取引などを正確に記録する技能が求められ、決算報告書作成に関わる知識や製造業における原材料や労務費などを計算できる技能も必要となります。
難易度 必要な勉強時間は200~300時間が相場と言われており、しっかりと時間を割いて学習する方には結果が伴う難易度となっています。
合格率 合格率に幅はありますが、毎回受験者の15〜25%が合格する試験です。
3級試験 試験内容 商業簿記のみが主な試験範囲です。小規模企業の適切な経理関連業務の処理を行うために必要な知識が問われます。
難易度 簿記の基礎的な知識となる商業簿記のみが試験範囲となるため、難易度は易しめです。合格に必要な勉強時間の目安は80~100時間が相場と言われています。
合格率 簿記3級は2級と比較しても合格率の高い試験で、毎回受験者の50%前後が合格します。

3.簿記を含めて各種試験は中止に

簿記検定は例年、2級と3級が6月・11月・2月の年3回、1級が6月と11月の年2回実施される試験です。

2020年度も6月14日と11月15日、2月28日に各試験が予定されていましたが、新型コロナウィルスの影響により6月14日の試験は中止されました。

また、2020年6月24日時点で、11月と2月の検定試験については予定通り実施する方向で進められていますが、今後の状況によっては中止や延期が発表される可能性もあります。

なお、簿記検定以外の各種資格試験でも中止や延期の発表が相次いでいます。例えば、FP技能士試験は5月に実施予定だった2級と3級の試験が既に中止となっており、同様に5月に実施される予定だった司法試験は8月に試験日程を延期することを発表しました。

このように各種資格試験は新型コロナウィルスの影響により中止や延期が発表されているため、資格試験を受験する方は公式ホームページなどで常に最新の情報を把握するように心がけてください。

4.コロナ禍でも学習は継続しよう!

各資格試験は新型コロナウィルスにより甚大な影響を受けています。しかし、このような状況だからこそ、日頃の継続的な学習が重要になります。

簿記検定については6月の試験が中止となったため、6月の試験に向けて学習されていた方は検定試験を受験することができませんでしたが、学習した簿記の知識は着実に蓄積されていくため、中止になったからといってこれまでの努力が全て無駄になるわけではありません。

また、これから簿記取得を目指す方にとっても、学習を継続することは大事になります。簿記は最初から最高難易度の1級を受験することもできるため、外出自粛やテレワークによって生まれる在宅時間を活用して難易度の高い資格を目指すことも可能です。1級と2級、2級と3級という組み合わせでの併願受験も可能なため、簿記資格の取得を目指す方はこの自分の時間を確保しやすい今だからこそ、より高みを目指して継続的に学習することをおすすめします。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。各資格試験は新型コロナウィルスによる影響で中止や延期などの措置がとられました。しかし、緊急事態宣言の全国的な解除、県境をまたいだ移動の解禁など、徐々に生活はコロナ禍以前に戻ろうとしています。コロナ禍が終息して簿記検定を受験するときに、万全の対策ができている状態になるよう、継続的な学習をしていきましょう。

なお、リンクアカデミーが運営する資格スクール大栄は、コロナ禍でも学びを止めることがないよう、通学でもオンラインでも、どちらの受講スタイルも選ぶことができます。コロナ禍の終息後に万全の対策をした状態で資格試験に臨みたいという方は、ぜひ一度資料請求や自宅で受けられる無料体験レッスンをお申し込みください。

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