簿記1級受験者必見!簿記1級合格のための勉強法、ポイントまとめ

日商簿記1級は高度な会計知識を有するスペシャリストの証しです。簿記1級の合格者は高度なレベルで商業簿記や会計学、工業簿記、原価計算などの知識を習得しているため、企業の経理部門だけでなく会計事務所などからも引く手あまたの資格となっています。

しかし、1級試験の合格率は僅か10%前後と狭き門になっており、合格するためには継続的かつ効率的な学習が求められます。そこでこの記事では、簿記1級の合格ラインや目安となる勉強時間について確認し、勉強方法や独学・スクール利用時の注意点まで分かりやすく解説します。簿記1級を受験予定の方はご参考ください。

1.簿記1級の合格ラインと合格点数

簿記1級は商工会議所が実施している検定試験の一つです。試験は例年6月と11月の年2回実施されており、毎回1万人前後の受験者がいる人気資格ですが、1級試験の合格率は毎年10%前後となっています。

・簿記1級受験者データ

受験者数(名) 実受験者数(名) 合格者数(名) 合格率(%)
153(2019.11.17) 9,481 7,520 735 9.8
152(2019.6.9) 8,438 6,788 575 8.5
150(2018.11.18) 9,852 7,588 680 9.0
149(2018.6.10) 9,429 7,501 1,007 13.4
147(2017.11.19) 10,675 8,286 487 5.9
146(2017.6.11) 9,064 7,103 626 8.8

(参考:商工会議所)

簿記1級試験は全4科目から出題され、最初の90分で商業簿記と会計学の2科目、休憩をはさんだ後に工業簿記と原価計算の2科目が同じく90分の試験で実施されます。簿記1級の合格ラインは総得点の70%以上となっていますが、各科目には足切りが設定されているため、それぞれの科目で40%以上の得点も必要です。

・簿記1級の試験科目と合格基準

試験科目 試験時間(途中、休憩あり) 合格基準
商業簿記 90分 70%以上ただし、1科目ごとの得点は40%以上
会計学
工業簿記 90分
原価計算

(参考:商工会議所)

上表のように、100点満点のうち70点(各科目では25点満点のうち10点)以上が合格点数となっていますが、各問題の配点については公式に発表されていません。これは簿記1級が概ね得点上位の10%が合格できる競争試験となっているため、傾斜配点により配点調整されることなどが理由です。

そのため、多くの検定受験者は資格スクールなどの解答速報や配点予想などを活用しており、これらの情報を目安に自己採点などを行うのが一般的です。

2.勉強時間

簿記1級に合格するための勉強時間は500~700時間と言われています。もちろん、過去に簿記2級などに合格している方と一から学習を始める方では大きく勉強時間も変わってくるため、あくまでも目安として捉えることが重要です。

また、独学で勉強するよりも資格スクールなどの講義を活用して勉強するほうが効率よく学習できる傾向にあり、分からない論点を質問で解決できることや重要な論点を重点的に学習できることによって目安の勉強時間よりも短時間で合格を目指すこともできます。

ただし、簿記1級は3級の目安である100~120時間、2級の200~300時間と比べても圧倒的に多くの勉強時間を要する資格のため、長い期間にわたって継続的に勉強時間を確保する努力も必要です。

3.簿記1級の勉強方法

簿記1級を効率よく学習するためのポイントは、上位10%前後が合格できる競争試験の仕組みを理解することから始まります。傾斜配点が用いられるような競争試験では多くの受験者が正解できる問題は配点が高くなる傾向にあるため、このような問題を落とさないように学習することが重要です。

独学で挑む場合、最新の試験範囲に沿ったテキストや問題集などを活用しながら重要な論点を見極め、論点ごとに強弱をつけた学習をすることで効率的に配点の高い問題に対応することができます。

しかし、独学だと重要な論点の見極めにもある程度の時間を要するため、効率の良い学習を求める方は資格スクールなどの活用がおすすめです。特に、本試験は時間が足りなくなるほどボリュームのある試験のため、問題演習を組み込みながら進めてくれる資格スクールの講義はインプットとアウトプットの学習を並行して進められるので、さらなる勉強の効率化にも繋がります。

4.独学で勉強をする時の注意点

簿記1級を独学で勉強する場合、マイペースに学習を進められる点は大きなメリットです。しかし、資格スクールを利用する場合と比べると多くの労力や時間を要するため、以下の3点については特に注意しければなりません。

4-1.効率よく勉強することは難しい

独学で勉強する場合、重要な出題ポイントの見極めなどを全て自力でやらなければなりません。市販されているテキストや問題集などをもとに重要な論点などの分析を行うことはできますが、この分析や試験情報の収集には多くの時間と労力を要します。

一方、資格スクールでは専門の講師陣が過去の試験問題などを徹底的に分析し、重要なポイントから優先的に学習できるよう教材とカリキュラムが準備されています。これらのことを考慮すると、最初から独学で効率よく勉強することがいかに難しいかが分かります。

4-2.モチベーションの維持が難しい

独学で勉強する場合、モチベーションの維持が難しい点も注意しなければならないポイントです。独学では同じ簿記1級を目指す友人などがいない限り高いモチベーションを維持することは難しく、継続的な学習ができなくなってしまう可能性もあります。

一方、資格スクールの講義などを受講していると同じ目的に向かって努力しているライバルの姿が目に見えるため、モチベーションを保ったまま継続的に学習できる励みとなります。また、学習の進捗具合に不安があっても、講師やキャリアナビゲーターに相談できることも、モチベーションを低下させずに学習を継続する助けとなります。

4-3.学習のサポートをしてもらえない

独学で勉強する場合、分からない論点が出てきても全て自力で解決しなければならない点には注意が必要です。問題解決には多くの時間を要することもあるため、予定通りに勉強が進まなくなってしまうこともあります。

また、使用する教材の選定や勉強時間の配分なども一からやらなければならないため、様々な学習のサポートを受けられる資格スクールと比べて余分な時間や労力がかかる点に留意しましょう。

5.資格スクールを利用する時の注意点

資格スクールを利用すると独学よりも効率的に学習できるメリットがあります。しかし、スクールを利用する時にも以下の2点については注意が必要です。

5-1.費用がかかる

資格スクールを利用すると独学よりも費用がかかります。独学の場合はテキストや問題集、受験料などが主な費用ですが、スクールを利用する場合は追加で受講料なども必要となります。通信講座や通学講座など様々な受講形態によって受講料は異なりますが、試験範囲の広い簿記1級は受講回数も多いため、費用も高くなる傾向にあります。

ただし、スクールを活用する場合は費用の高い安いだけで判断せず、「サポート体制が充実している」「教材が使いやすい」など自分の学習スタイルに合ったスクール選びが最も重要なポイントです。

5-2.スクールに通っても徹底した自習は必要

資格スクールに通っても、独学と同様に徹底した自習は必要です。もちろん、スクールでは効率的に学習できるようなカリキュラムが組まれ、講義を受けるだけで問題演習なども含めてある程度の成果を得られるようになっています。

しかし、講義を受講するだけで合格できるほど簿記1級は易しくなく、必要な知識の暗記や計算演習などを多くこなさなければ合格水準に達するのは難しい試験です。もともとスクールではカリキュラムに沿って学習を進めることで効率的に勉強できる環境が整えられているため、講義内容に合わせて自習を進めることで、さらなる効果的な学習も可能となります。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は簿記1級に合格するための勉強法やポイントなどを説明しました。簿記1級は難関な試験ですが、試験のことをよく理解することで効率的な対策も可能な試験です。必要に応じて資格スクールの活用なども検討しながら、ご自身に合った勉強方法で合格を掴み取ってください。

なお、リンクアカデミーが運営する資格スクール大栄では、簿記の学習初心者でも無理なく合格に必要な知識を身につけられるように、独自のテキストとカリキュラムを用意しています。また、分からないことがあれば、講師とキャリアナビゲーターが二人三脚でしっかりとサポートしてくれます。

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