FP技能検定「ライフプランニングと資金計画」の概要・勉強法・対策まとめ

FP技能検定は「学科試験」と「実技試験」に分かれており、学科試験では「タックスプランニング」や「金融資産運用」、「相続・事業承継」などの実践的な科目から出題されます。中でも重要科目の一つである「ライフプランニングと資金計画」は、実務でも必須な知識を問われるため、重点的に学習したいと考えている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、FP技能検定で問われる「ライフプランニングと資金計画」の内容や勉強法をご紹介します。ファイナンシャル・プランナーを目指す方は参考にしてみてください。

1.FP技能検定の「ライフプランニングと資金計画」とは?

「ライフプランニングと資金計画」は、FP技能検定の学科試験で問われる出題分野の一つです。そもそも、ライフプランニングとは今後の人生について計画を立てることを意味しますが、FP技能検定の「ライフプランニングと資金計画」では、顧客のライフプランニングの設計やアドバイスに必要となる知識が問われます。なお、FP技能検定には1級から3級まであり、「ライフプランニングと資金計画」は全ての級で問われます。

1-1.「ライフプランニングと資金計画」で問われる内容

ライフプランニングと資金計画では、主に以下の内容が出題されます。

  • ファイナンシャル・プランニングと倫理
  • ファイナンシャル・プランニングと関連法規
  • ライフプランニングの考え方・手法
  • 社会保険
  • 公的年金
  • 企業年金・個人年金
  • 年金と税金
  • ライフプラン策定上の資金計画
  • 中小法人の資金計画
  • ローンとカード
  • ライフプランニングと資金計画の最新の動向

たとえば「ファイナンシャル・プランニングと関連法規」では、税理士法や保険業法、金融商品取引法など、FPの業務を行う上で頭に入れておくべき法知識が問われます。

また「ライフプランニングの考え方・手法」では、可処分所得の計算やライフイベント表の作成などの計算スキルを問われます。ライフプランニングでは「終価係数」「年金原価係数」などの指数をうまく活用することが合格のポイントとなるでしょう。

加えて、社会保険の仕組みや具体的な制度、年金や税金の課税方式や取り扱いを問う「年金と税金」や「社会保険」、「公的年金」といった分野、ニーズの高い住宅取得や教育資金のプランニングの内容を含む「ライフプラン上の資金計画」の分野でも重点的な学習が求められます。

全ての論点を詳しく説明すると長くなるので割愛しますが、「ライフプランニングと資金計画」で求められるのは、年金や税金といったお金の知識を踏まえて、顧客のライフプランを考える力となります。覚える知識は多岐にわたるため、早い段階から入念に学習を進めていく必要があります。

2.「ライフプランニングと資金計画」の勉強法・対策

「ライフプランニングと資金計画」で問われる出題範囲を知っても、具体的な勉強法や対策を知らなければ合格にはたどり着けません。FP試験全般に言えることですが、科目ごとに出題範囲や形式は異なるため、それぞれに合わせて次のような勉強法を取り入れる必要があります。

  1. 頻出分野を重点的に学習する
  2. ライフプランニングは具体例に当てはめてイメージする
  3. 資金計画で重要な係数の意味と使い方をマスターする

2-1.頻出分野を重点的に学習する

「ライフプランニングと資金計画」を勉強する上で重要となるのは、頻出分野に重点を置いた学習です。先ほどお伝えしたようにこの科目では、「ライフプランニングの考え方・手法」「社会保険」「公的年金」など、幅広い範囲から出題されます。しかし、FP技能検定には「ライフプランニングと資金計画」以外にも科目があるため、全てをまんべんなく勉強しようとすると膨大な時間と労力を要します。

FP技能検定の受験生の中には、「全科目で9割から満点近くを取る」という意気込みで勉強に取り組む方もいますが、FP技能検定では6割の点数で合格となります。つまりFP技能検定では、高得点を取るためにまんべんなく出題範囲を学習することではなく、頻出の分野を重点的に学習して合格点をもぎ取るほうが効率的な勉強法と言えます。

なお、「ライフプランニングと資金計画」では、「ライフプランニングの考え方・手法」「ライフプラン策定上の資金計画」「公的年金」「社会保険」の4分野が頻出です。効率的に合格を目指す場合は、これらの分野に重点を置いた勉強法がオススメです。

2-2.ライフプランニングは具体例に当てはめてイメージする

ライフプランニング(社会保険や公的年金など)の分野では、制度や仕組みの暗記が求められます。たとえば、労災保険や介護保険の給付要項(年齢や金額)などの数字を覚える必要があります。こうした暗記項目は、ただ闇雲に覚えようとしても難しいため、身近な例に当てはめるなどして、イメージしながら暗記すると覚えやすくなります。ライフプランニングで出題される範囲は、年金や保険など私たちの身近な生活に馴染みのあるものが多いので、具体的な生活の場面をイメージすると、効率的に記憶することができます。

2-3.資金計画で重要な係数の意味と使い方をマスターする

暗記項目が多いライフプランニングと比べて、資金計画の分野では資金収支に関する計算をできるかどうかがポイントとなります。資金計画を立てる際に有用となるのが、以下の「6つの係数」と呼ばれるものです。

  • 終価係数
  • 原価係数
  • 年金終価係数
  • 年金原価係数
  • 減債基金係数
  • 資本回収係数

この「6つの係数」を使うことで、「ライフプランと資金計画」で問われる資金計画の問題に対して、複雑な計算を行わずに対処できるようになります。各係数の意味や公式を覚えることは重要ですが、ただ暗記しただけでは計算問題には対処できません。過去問や予想問題集などの計算問題を繰り返し解き、係数の使い方をマスターして初めて、本番の問題に対処できるようになります。

3.まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、FP技能検定の出題科目「ライフプランニングと資金計画」の概要と勉強法・対策について解説しました。ライフプランニングの設計に関する知識を問う「ライフプランニングと資金計画」は、1級~3級までの全ての試験で問われる上に、他の科目の基礎となる分野です。「ライフプランニングと資金計画」の学習を進める際には、頻出分野に重点を置いたり、具体例をイメージしながら暗記したりするといった勉強法が効率的です。正しい勉強法で学習を重ねれば、「ライフプランニングと資金計画」で満点を狙うことも十分可能です。FP技能試験の勉強法で悩んでいる方は、ぜひ普段の学習に取り入れてみてください。

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