CAD(Computer Aided Design)はコンピューターを使って設計すること、またはそのソフトウェアのことで、機械の設計や建築図面の作成、服飾デザインなど、幅広い分野・業界において欠かすことができないツールとなっています。以前は平面の2DCADが当たり前でしたが、最近は3次元的に表現できる3DCADも広く使われています。2DCADが主流の時代は、設計に精通した人でないと設計内容を確認するのも難しかったのですが、3DCADが主流となり、直感的に分かりやすくなったため、設計内容を確認するために求められるスキルのハードルも下がりました。最近では、在宅ワークとしてもCADオペレーターの需要は増えてきています。
今回は、そんなCADの中でも、多くの業界で圧倒的なシェアを誇るAutoCADをご紹介します。
AutoCADとは
AutoCADとは、オートデスク社が開発、販売しているCADソフトです。機械や自動車、建築や土木、家電など様々な設計・製図の現場で活用されています。
AutoCADには、さまざまなライセンス形態があります。
最も一般的なのはAutoCADで、3Dモデリング機能や2Dドラフティングツール(図面作成ツール)を備え、設計や図面作成に最適です。
また、3D機能は使わず2D機能のみが使えれば良いという方には、AutoCAD LTというAutoCADの2D機能のみのライセンスもあります。
また、どのライセンスがいいか分からないという方も、有償版と同じ機能をインストールから30日間無償で試すことができるので、自分に適したライセンスを選ぶことができます。
AutoCADの特徴
さまざまな業界で広く使われているAutoCADの大きな特徴を見ていきましょう。
- 汎用CADでカスタマイズがしやすい
- 利用者が多く、情報が得られやすい
汎用CADでカスタマイズがしやすい
AutoCADの大きな特徴のひとつは、汎用CADでカスタマイズがしやすいという点です。初心者にはなかなかハードルが高いですが、設定項目がたくさん用意されており、利用者の細かなニーズにも応えるカスタマイズが可能です。
また、オートデスク社の公式マーケットプレイスでは、製図作業の効率化ツールや専門分野に特化したサードパーティ製アプリなど、オートデスク公認のアプリケーションが公開されており、手軽にカスタマイズを行うことができます。
利用者が多く、情報が得られやすい
さまざまな分野で高いシェアを誇るAutoCADの特徴は、利用者が多いため、情報が得られやすいことです。利用者が多いため、自分がつまずいたことと同じことでつまずいた人がいて、コミュニティやフォーラムなどで解決方法を情報発信していることがあります。
地味な特徴に感じられるかもしれませんが、蓄積された知識量が多いことのメリットは、実際に使い始めて分からないことが出てきたときに実感すると思います。
また、オートデスク認定トレーニングセンターと呼ばれる、オートデスク社が正式に認定したパソコンスクールやCAD教室が全国にあるのも、独学でAutoCADを習得するのは難しいと感じている学習者にとっては、非常に大きなメリットです。
AutoCADはこういう人におすすめ
AutoCADは汎用CADなので、習得することで幅広く通用するCADのスキルが身につきます。また、AutoCADは利用者が多いため、学習するための基盤が整っています。
そのため、初めてCADを触る方や、分野・業界は決まっていないけれど、これからCADを使って設計をしていきたいという方に特におすすめのCADソフトです。
AutoCADを学ぶには
AutoCADを学ぶにはオートデスク社のチュートリアルや、有志の方が情報発信しているWebサイトを利用したり、書籍を使って独学で習得したりする方法もありますが、しっかりと体系的にAutoCADを学び、スキルアップしたいという方には、AutoCADの講座が用意されているパソコンスクールを利用するのも選択肢のひとつです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。幅広い業界・分野で利用されている汎用CADソフトのAutoCADについて、詳しく解説しました。これからCADを学んでキャリアアップに役立てたいと考えている方には、おすすめのCADソフトなので、ぜひAutoCADを習得して自身の目指すキャリアパスに役立ててください。
なお、リンクアカデミーが運営するパソコンスクールAVIVA(アビバ)では、AutoCADを習得することができるコースもご用意してあります。オートデスク認定トレーニングセンター学校数全国NO.1の実績を誇るリンクアカデミーが運営するアビバで、AutoCADのスキル習得を目指してはいかがでしょうか。
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