公務員として働くメリットは数多くありますが、この記事では、公務員として働くメリットやよくある志望動機、公務員に向いている人の特徴について詳しくご紹介していきます。
公務員への就職・転職を検討されている方はぜひチェックしてください。
公務員で働く4つのメリット
公務員で働くことには、大きく分けて4つのメリットがあります。
1:安定した職場と職場環境
2:充実した福利厚生
3:将来設計をしやすい
4:社会的な信頼がある
4つのメリットについて詳しくみていきましょう。
安定した職場と職場環境
公務員のメリットとして、安定した職場と職場環境が挙げられます。具体的には、以下のようなことがあります。
・地方公務員では引越を伴う転勤がほとんどない
・個人での業績ノルマがないことが多く、人間関係が複雑になりにくい
・ワークライフバランスを維持できる
地方公務員として市区町村に採用された場合、遠方への転勤はほとんどありません。同じ地域で生活し続けることができるため、引っ越しなどをする必要がなく、将来的な計画を立てやすいメリットがあります。女性の活躍も期待でき、各種手当や福利厚生も充実しているため、子育てをしながらでも安定して働くことが可能です。
また、年齢や勤務年数を考慮した年功序列制度に基づいて給料が上がっていくことを考えると、一般企業のようにノルマや業務スキルによる部署内での過度な競争が少ないことは、精神衛生的にも安定しやすい職場であると言えるでしょう。
さらに、次項で解説する手当や休暇制度など各種福利厚生が充実していることで、ワークライフバランスを維持しながら安定して働くことができる環境が整っています。
充実した福利厚生
前述したように、公務員は手当や休暇制度など福利厚生が充実しています。基本給の他に支給される手当は以下の通りです。
・地域手当:地域間での物価・賃金水準を補足する
・超過勤務手当:残業代に該当
・特殊勤務手当:危険・不健康な業務に従事する場合
・通勤手当:交通機関や自動車など通勤費用を補助する
・夜間/休日勤務手当:業務時間外に勤務した場合
・期末手当/勤勉手当:ボーナスに該当
・管理職手当:管理職に支給される
・扶養手当:扶養家族がいる場合に支給される
・住宅手当:居住費用を補助する
・退職手当:退職金に該当 など
公務員には、他にもさまざまな手当が存在します。
上記手当に加えて4つの休暇制度の利用が可能です。
1:年次休暇…有給に該当する。年間20日の範囲内で利用可能。
2:病気休暇…怪我や病気によって勤務ができない場合に利用可能。
3:特別休暇…結婚や出産、介護、育児などの場合に利用可能。
4:介護休暇…父母や子供の介護が必要な場合に利用可能。
小さな子供や介護を必要とする家族がいても安心して休暇を取得できるメリットがあります。
手当や休暇制度が充実していることで、男女ともに働きやすく、安定した生活を送ることが可能です。
将来設計をしやすい
公務員の給料はほとんど年功序列(年齢や勤務年数・役職)によって変化します。経済的にも安定しているため、将来の設計がしやすい点はメリットです。
一般企業の場合、業績や経済動向によって給料や人員数が左右されますが、犯罪や懲戒処分に該当するような行為を行う以外で解雇されることはほとんどないため、実質的な終身雇用として安定したライフプランを確立できます。
「公務員は給料が上がりにくい」と耳にすることもありますが、コツコツと働き続けることで安定した収入が得られるのが公務員の特徴です。
総務省が発表した平成31年地方公務員給与実態調査を見ると、
・勤務1〜5年で年収300〜400万円
・勤務5〜10年で年収350〜550万円
・勤務10〜20年で年収450〜650万円
というように、働き続けることで安定した収入の確保ができることが分かります。
定期的な移動によりキャリアアップも目指しやすく、将来的な設計を行いやすい点は公務員の大きなメリットです。
社会的な信頼がある
公務員は、その身分を国や自治体によって保障されています。社会的な信頼も高く、具体的には、住宅ローンや賃貸契約、クレジットカードの審査などがスムーズに進む場合があります。
前述したように、公務員は実質的な終身雇用なので経済動向で解雇される心配がなく、さまざまな契約面で社会的信頼を得やすいと言えるでしょう。
公務員のよくある志望動機
公務員を目指すことを決めたキッカケとして、「ノルマや競争がない」「給与が安定している」「転勤がなく地元で過ごすことができる」などの声を耳にします。職場環境や福利厚生・収入などが安定していることは、志望者にとっても大きなメリットだと認識されているようです。
人事院が公表している2019年度新規採用職員の意識では、「公共のため」「仕事のやりがい」などが志望動機として多かったことが分かっています。
こんな人は公務員がおすすめ
・コミュニケーション能力に長けている
・コツコツと真面目に仕事をこなせる
・責任感がある
地方公務員の場合、地域住民との窓口を担うケースが多いため、コミュニケーション能力は必要なスキルです。特に、行政関係の手続きや書類は「複雑だから面倒だ」と感じる住民も多いため、分かりやすく簡潔にコミュニケーションを行うことが重視されます。部署内での協力も必須なので、職場内でのコミュニケーションも欠かせません。コミュニケーション能力に長けていることや、コミュニケーションが苦でないことが必要です。
また、公務員の仕事は地味で細かい仕事も少なくありません。地味な業務を積み重ねることが国の貢献につながるため、自身の業務を、コツコツと真面目にこなせることが大切です。
公務員は国民の税金によって給料をもらうことができます。公務員の職務は国民の生活を維持向上させることなので中途半端な責任では務まりません。責任感を持ちながら働ける人こそ、公務員に向いていると言えます。
まとめ
公務員にはメリットが多くあります。公務員として採用されるまでの道のりは困難なものですが、採用をされれば将来的な安定を手にすることが可能です。
公務員を目指す場合は、計画的な学習や適切な試験対策を進めましょう。
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