地方公務員の種類・仕事内容ってどのようなものがあるの?

不況に強く安定したイメージのある公務員は、最も人気のある職種の一つです。「公務員」と一括りにされることが多い公務員ですが、実際には国の仕事に従事する「国家公務員」と、地方公共団体の仕事に携わる「地方公務員」に分けられます。

たとえば、役所の窓口で住民票や印鑑証明書の交付を受ける際に対応してくれる職員は地方公務員です。同じ公務員でも、職種により携わる仕事はさまざまです。

今回は、地方公務員の職種や仕事内容を紹介します。地方公務員を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 1. 地方公務員とは?
  2. 2. 地方公務員の種類・職種・仕事内容
  3. 3. まとめ

1. 地方公務員とは?

地方公務員とは、地方公共団体(地方自治体)に勤める職員を指します。

1-1 地方公務員は地域住民への奉仕者である

憲法では、「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」と規定されています。すなわち、地方公務員はその管轄区域に暮らすすべての住民に対して、等しく行政サービスを提供するという仕事を通じて、地域住民に奉仕する使命を負っているわけです。

1-2 働く場所は都道府県・市町村

地方公務員は、都道府県、東京23区、政令指定都市、市町村の職員などから構成されています。

地方公務員のうち都道府県職員の勤務場所には以下のようなところがあります。

  • 都道府県庁
  • 警察本部
  • 出先機関の税務・福祉・土木事務所
  • 学校
  • 警察署
  • 病院

また、市町村職員の勤務先は次の通りです。

  • 市町村役場
  • 消防本部
  • 出先機関の支所
  • 福祉・児童施設
  • 学校・消防署・病院

2. 地方公務員の種類・職種・仕事内容

地方公務員の種類や職種の違いについて、また具体的な仕事内容についてご紹介します。

2-1 採用における区分

地方公務員は、採用時の区分で次の3つに分けられます。

  • 地方上級
  • 地方中級
  • 地方初級

「上級」「中級」「初級」の区分は、職員採用試験・採用選考における区分であって、年齢や学歴によって区分されています。

「上級」は大学卒業程度の受験者を想定した問題が出題され、合格すると将来の幹部候補として期待されます。「中級」は短大・専門学校卒業程度の受験者を想定し、「初級」は、高校卒業程度の受験者を想定した試験を行います。

なお、採用区分はあくまで採用試験・選考時のものであり、その後の昇任(出世)が決まってしまうわけではありません。採用後の昇任は、職場の勤務成績と昇任試験・昇任選考の結果を総合的に判断して決定されます。初級・中級職で入っても、その後の勤務状況次第で上級職を追い越して、最終的に幹部職員となる例はこれまでに数多くあります。

2-2 仕事内容は職種ごとに異なる

地方公務員の職種と仕事の内容についてみていきましょう。
職種に応じて仕事の内容は異なりますが、区分すると以下のようになります。

種類・職種 仕事の内容
行政 事務・その他 各分野で事務・会計などに携わる
技術 土木・建築・機械・電気・農業・林業技師など それぞれの専門分野で、設計・管理・検査などに携わる
教育 教員 小・中・高校・県立大学などで教育に携わる
公安 警察官・消防官 警察官は警察署・派出所で、消防官は消防署で、治安・防犯・防火・救急活動に携わる
福祉 ケースワーカー・相談員など 福祉事務所・児童相談所などで高齢者および障害者福祉や児童保護に携わる
その他専門 司書・学芸員・研究員など 司書・学芸員は、図書館・博物館・美術館などで運営管理に携わる。研究員は、研究所で研究業務に携わる

このうち「行政職」は、配置される部署によって仕事内容が大きく変わります。本庁で条例案や議会答弁書、予算・決算書などを作るデスクワーク中心の仕事から、税務事務所で滞納者に対して督促・調査・差押えを行う業務、あるいは環境事務所で公園や山道を管理するなど幅広い仕事があり、職場異動で職務が180度変わってしまうことも珍しくありません。

3. まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は地方公務員の職種や仕事内容についてご紹介しました。

地方公務員は国に関わる業務を行う国家公務員と異なり、自身の所属する組織が管轄する区域の住民に対して行政サービスを提供する職業です。そのため、その地域に愛着心があり、まちづくりなどを通して地域を振興したい、地域住民の福祉や医療に貢献したいなどの目的意識があってはじめて仕事のやりがいや達成感を得ることができます。

地方公務員を志している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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