公務員試験でよく聞く「判断推理」とは?

◆まずは一次試験を突破するために全力を尽くそう

公務員試験の難しさはよく知られています。以前は学力重視と言われていましたが、現在は2次試験である面接重視=人物重視とされています。とはいえ、一次試験の筆記試験は範囲も広く、1年をかけて準備をしても試験範囲全てを学習するのは容易ではありません。大学受験と変わらないような試験対策が必要です。このハードルの高い試験ですが、相変わらずの公務員人気で、合格を勝ち取るため、独学ではなく専門学校やスクールに通う方も多くいらっしゃいます。筆記試験は「教養科目」と「専門科目」に分かれますが、今回は「教養科目」の中の「判断推理」に注目して紹介したいと思います。

◆問題を解くプロセスが、仕事を進めていくプロセスと似ている

公務員試験の教養科目の中で最も重要な科目とも言われる「判断推理」。公務員試験の合格を目指すうえで、判断推理で得点できるかどうかが大きなカギになってきます。クイズやパズルのような問題形式で、ぼぼ問題パターンが決まっており、それぞれの問題に対して解法パターンがあります。出題数も多く、解き方を覚えれば正答することができるため、合格を勝ち取るうえでは必須の学習科目になります。それが重要科目と言われる所以です。
 
では、なぜ、クイズやパズルのような問題が就職試験である公務員試験に数多く出題されるのでしょうか?それは、「問題を解くプロセスが、社会人となって仕事を進めていくプロセスと似ているから」です。
例えば、上司から仕事を与えられたとします。すると人はまず、その仕事はどのような仕事かを把握して、その仕事を進めるために過去の経験を生かして、どのような段取りで進めれば良いかを推理します。そして、その仕事を完成させるための判断をしていきます。
これを判断推理を解くことに置き換えてみると、まず与えられた問題をどの問題パターンなのか把握する力が必要になります。そして、問題を解く際に、過去に勉強した解法パターンを駆使して推理します。最後に解答を導き出す、正答を完成させる判断力が必要になるのです。このようにみると問題を解くプロセスと仕事を進めるプロセスが似ていますよね。だから、社会人の必要スキルとして重要視されるのです。このことは、公務員試験だけでなく、民間企業の場合も同様です。
では、実際の問題を解いていきましょう。

【問題:2018年1月1日は月曜日でした。
2019年の1月1日は何曜日になるでしょうか。】

これは、月日曜日と呼ばれる問題です。

1年は365日、1週間は7日ですから、365を7で割ると52と余り1になります。
365÷7=52余り1

つまり52週と1日が1年間ということになります。この余り1が大きなポイントで、2019年1月1日は1日ズレて火曜日になるのです。

これは、月でももちろん言えます。
2018年1月1日が月曜日なら、2018年2月1日は木曜日になります。

1月は31日まである「大の月」ですから、31を7で割ると4と余り3になります。
31÷7=4余り3
余り3ですから、月曜日から3日ズレて木曜日となるのです。

このような解法パターンを覚えていれば、自分が生まれた日も全日数を数えて7で割ると余りがいくつになるかで曜日を計算することができます。ぜひ、皆さんも試してみてください。
ただし、4年に1度の2月が1日増える「うるう年」に注意が必要です。ちなみに西暦を4で割って割り切れればうるう年ですが、100で割り切れるときはうるう年でなくなります。ところが400で割り切れるときにはやはりうるう年になるということも知っておくとよいでしょう。

このように、解法が分かっていれば答えを導き出すのは早いですね。この解法を覚えていくことが判断推理を素早く解くポイントになります。計算が早いから問題が解けるのではなく、どのような問題か把握して、解き方を覚えているから解けるのです。

◆独学?スクール?まずは説明会や体験会に参加してみましょう

基本的には、中学校の数学が理解できていれば解けるようになっていますが、何度も繰り返し解き、パターンを見つけることが重要です。そのため一次試験を突破するためには、かなりの勉強量が必要です。途中で挫けそうになったり、思うように勉強の効果が出ないこともあることでしょう。多くの公務員試験対策の本が出版されていますが、長期間の学習になるので独学で学ぶのはとても大変です。費用は掛かってしましますが、自分に合ったスクールに通いポイントを押さえた指導を得ることができれば、それが合格への近道になることでしょう。公務員を目指す方は、スクールに通うことも選択肢の一つに入れてみる事をおすすめします。気軽な説明会を設けているスクールも多くあります。資料を見るだけでは分からない、教室の雰囲気やスタッフの様子も知ることができるので、まずは説明会や体験会に参加してみることをお勧めします。