「ものづくり」が盛んな日本において、「ものづくり」に欠かせないCADソフトを扱える人材は安定して重宝されています。では、そんなCADを学習するには、どんな方法があるのでしょうか。独学で学習することは勿論、スクールに通ってスキル習得をする、また、通信教育を活用して学習をする、など様々な方法があります。
今回は、スクールに通ってスキルを習得することを選択された方にとって、どんな基準でスクールを選んだらよいのか、気になるスクール選びのコツをまとめました。
基本から実践レベルまで体系的に学べる
初めてCADに触れる方は勿論、仕事でなんとなくCADを使っている人まで、スクールに通って学ぶ最大のメリットは、CADを体系的に学べることです。オールインワンパッケージのパソコンには最初からインストールされているwordやExcelなどのソフトと比べると、普段接する機会が少ないソフトでもあるため、「何をするためのソフトなのか」から理解することが大切です。
そして、仕事で使っている場合は特に、『良く使う機能だけ』を『知っている操作方法』で使いがちですが、基本的な操作から体系立てて学ぶことが、最終的には操作効率をあげる一番の近道になります。そのため、基本からスキルを積み上げていける講座ラインナップだと安心です。
さらに、CADの実務利用にあたっては、求められる技能や知識が業種によって大きく異なるため、興味を持った業種で必要とされる題材・スキルを中心に学べることで、即戦力として活躍することに繋がります。中には、現役CAD利用の設計士が、カリキュラム開発に携わっている講座の提供をしているスクールもあります。こういった場合は、実務ですぐに使えるスキルが効率よく学べる内容・成果物になっていることが多いです。
複数のソフトを学べる
どんな業種に就きたいのか、どの会社で働きたいのかが決まっている場合は、使えるようになるべきソフトは限られることが多いですが、漠然とCADを使って仕事をしたいと考えている場合は、複数のソフトが使えるようになることが肝要です。
例えば、中小企業で利用の多い「jw_cad」、世界で最もシェアの高い凡庸CADの「AutoCAD」など、複数のソフトを使えることで就業先の選択幅は広がります。また、最近ニーズが増えている『3DCAD』の学習が出来るスクールも増えていますので、就業幅を広げたいと考えている方は、スクールを選択する際のポイントとして検討してみてはいかがでしょうか。
学習を続けていくうえで、壁にぶつかったり、通学するのが億劫になったりする時期があるのも事実です。そんな時に、スクールスタッフがきちんとサポートしてくれること、また、相談し易い環境があることも、スキルを習得するうえでは重要です。
CAD講座の学習は、あなたの将来を変えるかもしれない『無形の資産』であるため、受講後に「受講料の無駄遣いだった・・・」と後悔しないためにも、費用面だけでなく、カリキュラム、復習の方法、サポート体制などもしっかりとチェックして、きちんと納得をしてスクールを選んで欲しいと思います。