独学で公務員試験合格を目指すのは現実的?独学のメリットとデメリットを徹底解説

安定が魅力の公務員は今も変わらず人気のある職業です。公務員になるためには競争の激しい公務員試験を突破しなければならないため、しっかりと対策をしてから臨むことが重要ですが、独学で公務員試験合格を目指す方法は果たして現実的なのでしょうか。

今回は、独学で公務員試験合格を目指す勉強法のメリットやデメリットを詳しくご紹介します。試験対策として資格スクールや通信教育を利用するか、独学で挑戦するかで悩んでいる方は、参考にしてみてください。

1.独学で公務員試験を合格できる人もいる

公務員は大きく国家公務員と地方公務員に区分され、その中にも行政職や専門職など様々な職種があります。それぞれの職種ごとに公務員試験は実施され、その内容や難易度は試験によって様々です。

公務員を目指す場合は受験する職種の試験情報を徹底的に収集し、これらの情報をもとに合格できるよう対策を行います。主な試験対策としては、資格スクールや通信教育を受講するか、参考書や問題集を利用して独学で挑むといった2つの方法があります。

最近は資格スクールや通信教育などを利用して対策を行う受験生が多いですが、独学で公務員試験に合格する方もいます。ただし、完全な独学で公務員試験を突破することは容易ではないため、資格スクールの利用などを含めた学習方法と比較したメリット・デメリットを十分に理解してから、自分にあった試験対策を選ぶことが重要です。

2.独学のメリット

独学で公務員試験の対策を行う場合のメリットは次の通りです。

  1. 費用が安くすむ
  2. 科目ごとに自分に合ったテキストを選ぶことができる
  3. 自分のペースで勉強ができる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

2-1.費用が安くすむ

公務員試験の対策を独学で行う一番のメリットは費用が安くすむことです。例えば、公務員試験対策を行っている資格スクールで通学の本科生として入学すると大体30~50万円の費用がかかります。通学しない通信教育などの場合はもう少し安くなることもありますが、それでも20~30万円前後の費用は必要です。

もちろん、受験する公務員試験の職種などによって受講するコースなどの違いはありますが、一般的に公務員試験を受験する人はいくつかの試験を併願するケースが多くなります。そのため、手広く学習できるコースを選択することが多くなり、一次試験から二次試験までトータルでサポートしてくれる本科生などのコースを受講する人が多くなるのです。

一方、独学の場合は必要なテキストや問題集などを購入する費用はかかりますが、あとは試験の際の交通費や宿泊費等で公務員試験を受験することができます。資格スクールには模試や科目単位での受講など様々な受講形態があるため全ての受講者が何十万円の支払いをしている訳ではありませんが、独学で勉強する場合は資格スクールの受講料などが一切発生しません。その費用を安く済ませることができるのは独学の大きなメリットです。

2-2.科目ごとに自分に合ったテキストを選ぶことができる

独学で公務員試験対策を行う場合、科目ごとに自分に合ったテキストを選ぶことができます。資格スクールや通信教育などのテキストは独自の傾向分析をもとに作成されており、各科目で試験に合格するための情報が豊富に記載されているのが特徴です。

しかし、テキスト教材はその科目の得手不得手に関係なく万人に使いやすいように作られているため、学習の進捗度合いによっては「もう少し初歩的な内容を細かく解説してほしい」「簡単な分野は極力少なくしてより実践に即した内容にしてほしい」などと感じる場合もあります。

一方、独学で試験対策を行う場合は科目ごとに自分のレベルに合わせたテキストを選ぶことができます。自分に合った学習計画を立てるのが得意な方や、自分の得意分野・苦手分野を客観的に把握できる場合は、メリットになるでしょう。

2-3.自分のペースで勉強ができる

資格スクールなどを受講していると、決められた時間に通学し、決められた授業を受ける必要があるため、時間の融通があまり利きません。最近はDVD受講やWEB受講なども可能ですが、このような受講形態にも受講期限などが定められており、完全にマイペースで進めることは難しいといえます。

また、学習の進め方についても資格スクールや通信教育などで授業を受ける限り、決められたカリキュラムに従って授業は進められます。自分が決めるペースで勉強したいと思っても、ある程度は既定のカリキュラムに合わせる必要があります。

一方、独学のメリットは都合の良い時間帯で学習できることや、自分の学習の進め方を重視できる点です。試験当日まで完全に自分のペースで勉強したいという方に向いている学習方法です。

3.独学のデメリット

多くの受験生が資格スクールや通信教育などを活用している理由は、独学のデメリットがメリットよりも大きいと考えているからです。独学のデメリットについても詳しく確認してみましょう。

  1. 独学の勉強法が正しいかわからない
  2. 最新の試験情報にキャッチアップするのが難しい
  3. 面接対策ができない

3-1.独学の勉強法が正しいかわからない

独学で公務員試験の合格を目指す場合、自分の勉強法が本当に正しいかどうかわからないと悩む受験生も少なくありません。独学の場合、学習を進めていても目安となる途中経過や結果が見えにくい上、自分で解決するには難しい問題でも独りで時間をかけて解決する必要があります。そのため、自分の勉強法が正しいのかどうか分からないという不安が大きくなりやすいのが、独学のデメリットと言えます。

一方、資格スクールなどで学習する場合は単元ごとの小テストや総括となる模試などで他の受験生との比較もできるため、「このままの勉強法で大丈夫」「点数につながっていないので少し勉強法を変えよう」などの客観的判断が可能になります。

また、分からない問題があっても講師に質問すればすぐに教えてもらえる上、「ここは苦手な人が多い項目だから」など、講師の一言で不安も解消することができます。

3-2.最新の試験情報にキャッチアップするのが難しい

公務員試験では非常に幅広い科目が出題範囲となります。独学の場合、多くの試験科目の中から独自に出題傾向を把握し、重点的に学習する科目や頻出項目を絞らなければなりません。しかし公務員試験は職種や試験種別によって傾向が大きく異なるため、効率よく学習するためには最新の試験情報を漏れなく収集する必要があります。そのため、個人で過去問の分析や傾向の把握を行うことには限界があります。

一方、資格スクールでは、各科目に精通した専門講師が長年蓄積されたデータをもとに日々傾向と対策を分析しており、最新の試験情報を提供しています。個人では入手しにくい面接試験の情報なども、過去の受験生などから情報提供を受けているため詳細な情報が手に入ります。

このように、独学では最新試験情報のキャッチアップが難しいという点も大きなデメリットになります。

3-3.面接対策ができない

独学で公務員試験対策を行っている場合、最も頭を悩ます問題が二次試験の面接対策です。面接試験の対策には「実戦形式で面接慣れをする」「面接試験の形式や過去の質問内容などを把握して準備する」という二つの重要なポイントがありますが、独学の場合は面接の練習をすることが困難なだけでなく、過去の面接試験の情報を収集することも容易ではありません。

特に最近の公務員試験は人物重視の選考過程となっており、各試験種別で面接試験の結果が重視される傾向にあります。そのため、ポイントを押さえた面接試験の対策ができないことは、公務員試験の最終合格からも遠ざかることにつながります。

二次の面接試験は、一次試験を突破した人だけが受けられる試験です。その苦労を無駄にしないためにも、独学で挑む場合は、万全の態勢で面接試験に臨めるように考えて対策を行うという難しい作業が求められます。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、独学で公務員試験合格を目指すのは現実的かどうかを解説しました。独学にはもちろんメリットもありますが、大きなデメリットもある点に十分な理解が必要です。公務員試験に臨む場合は、上記のメリット・デメリットを理解した上で、独学と資格スクール・通信教育のどちらを選ぶのかについて慎重に検討してみてください。

なお、リンクアカデミーが運営する資格スクール大栄では、独学では乗り越えづらい2次試験に対応するため、1次試験から2次試験までをトータルにサポートする戦略的な試験対策指導に力を入れています。また、2次試験の前には論作文の添削や集団面接練習、集団討論練習など受験者の必要に応じた対策講座を設けています。

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