受験者必見!社労士資格の難易度、合格率や合格に必要な時間まとめ

社労士試験は難関資格試験の一つです。しかし、社労士資格の保持者には社会保険や労働保険などにおける独占業務が認められており、就職や転職には大きなメリットがある資格でもあります。今回は社労士の資格取得を目指す方のために、社労士試験の合格率や合格ライン、合格に必要な時間、資格スクールに通うことがおすすめの理由について詳しく解説していきます。

1.社労士試験とは

社労士試験は、全国社会保険労務士会連合会が厚生労働大臣の委託を受けて年1回実施する社会保険労務士になるための国家資格試験です。試験に合格し、実務経験を2年以上積むか事務指定講習を修了すると社労士として登録することができます。

1-1.社労士試験の合格率

社労士試験は合格率の低い難関試験の一つです。まずは、過去10年の受験者と合格者の推移を確認してみましょう。

受験者数(人) 合格者数(人) 合格率(%)
2018 38,427 2,413 8.5
2017 38,685 2,613 6.8
2016 39,972 1,770 4.4
2015 40,712 1,051 2.6
2014 44,546 4,156 9.3
2013 49,292 2,666 5.4
2012 51,960 3,650 7.0
2011 53,392 3,855 7.2
2010 55,445 4,790 8.6
2009 52,983 4,019 7.6

(社会保険労務士試験オフィシャルサイトより作成)

グラフのとおり受験者数は年々減少傾向にあります。最も多い2010年には5万5,000人を超えていた受験者数が、2018年には約3万8,000人まで減少しています。また、合格者数の推移も大きく上下し、2010年には5,000人に迫る勢いだった合格者数も2015年には約1,000人まで減少しています。

合格者数の推移は合格率にも大きく表れており、最も高かった2014年が9.3%で、最も低い2015年は2.6%と受験する年によって大きな差が出ています。このように年度によって合格率の差はありますが、おおむね合格率が5〜6%前後の難関試験であるといえます。

1-2.社労士試験の合格ライン

社労士試験は、選択式試験80分と択一式試験210分を1日で行い、回答は全てマークシート方式で行います。それぞれの試験の概要は以下の通りです。

選択式試験

文章中の5つの空欄に与えられた選択肢から正答を選びます。5つ空欄のある問題が8問出題され、合計40問がそれぞれ1点の40点満点で採点されます。

択一式試験

1つの問題につき5つ選択肢が与えられ、その中から正解である選択肢を回答します。択一式問題は全部で70問出題され、それぞれの問題が1点の合計70点満点で採点されます。

合格ラインに達するにはそれぞれの試験で設定されている総得点による基準と科目別の基準を上回ることが必要です。科目別の基準とは、選択式試験と択一式試験のそれぞれで関連法令ごとに8つの科目から定められた配分で出題され、それぞれの科目ごとにクリアしなければならない合格基準になります。まずは、具体例として2018年8月に行われた社労士試験の科目別出題問題数と配点を確認してみましょう。

試験科目 選択式
計8科目(配点)
択一式
計7科目(配点)
労働基準法及び労働安全衛生法 1問(5点) 10問(10点)
労働者災害補償保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。) 1問(5点) 10問(10点)
雇用保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。) 1問(5点) 10問(10点)
労務管理その他の労働に関する一般常識 1問(5点) 10問(10点)
社会保険に関する一般常識 1問(5点)
健康保険法 1問(5点) 10問(10点)
厚生年金保険法 1問(5点) 10問(10点)
国民年金法 1問(5点) 10問(10点)
合計 8問(40点) 70問(70点)

(参照:社会保険労務士試験オフィシャルサイト)

選択式試験も択一式試験も8科目から均等に出題されます。2018年の試験では、選択式試験が総得点23点以上、各科目3点以上(社会保険に関する一般常識と国民年金法は2点以上)が合格ラインです。同様に、択一式試験では総得点45点以上、各科目4点以上が合格ラインとなっており、2種類の試験両方で基準を満たすことができれば合格となります。

2.社労士試験合格に必要な勉強時間

社労士試験合格に必要な勉強時間は約1,000時間と言われています。社労士試験がマークシート方式にも関わらず、膨大な勉強時間を要するのには主に2つの理由があります。
1つ目は、出題範囲が広く、全ての科目において基準点が設けられているため、全ての範囲を平均的にこなす実力が求められます。
2つ目は、試験時間に比べて問題量が圧倒的に多く、知識量だけではなく問題を解くスピードも求められるからです。

合格に必要な勉強時間には個人差があり、どのような勉強方法を選択するかによっても必要とする時間は大きく変わります。合格に必要な時間として挙げた1,000時間はあくまでも目安として捉えてください。

3.独学よりも資格スクールに通うことがおすすめの3つの理由

難関とされる社労士試験の勉強は独学よりも資格スクールに通うほうがおすすめです。資格スクールは、独学で勉強するよりも費用がかかり、仕事をしながら資格を目指す方には授業を受ける時間がとれないというイメージがあります。しかし、資格スクールは上手に活用することで学習時間の短縮を図ることができ、自分のペースで学習を進めることも可能です。資格スクールに通うことをおすすめする主な理由は次の3つが挙げられます。

  1. 効率的に短時間で学習できる
  2. 結果的に低コストで学習できる
  3. 理解度、継続性、合格率を高められる

効率的に短時間で学習できる

はじめて学習する方などは社労士試験に出てくる法律用語に慣れるのに時間がかかります。また、解けない問題や理解できない論点が出たときは調べて理解できるまでに相応の時間がかかってしまいます。
しかし、資格スクールではノウハウを活かして作成したテキストや問題集などを使用しており、必要最低限の法律用語に絞って勉強することで効率的に学習を進めることができます。また、解けない問題や理解できない論点が出たときには、講師の方に直接質問して教えてもらえるというメリットもあります。

結果的に低コストで学習できる

独学でも1年間の短期集中型で合格できる場合はテキストや問題集、受験料しかコストがかかりません。しかし、非常に難関な試験であるため独学では合格に何年もかかってしまうことがあり、その場合、年々改正される法律に合わせて毎年テキストや問題集を購入する必要があります。また、試験を受ける回数の分だけ受験料も必要です。短期間で集中的に学ぶ環境を整え、密度の濃い学習をすることにより、結果的には、スクールに通って短期間で合格を目指すほうが総合的にコスト効率が高いということも少なくありません。

理解度、継続性、合格率を高められる

資格スクール活用の大きなメリットは、ノウハウを活かしたテキストや問題集を使用することで重要事項に特化して理解度を効率的に高められることです。また、定期的に資格スクールへ通える方は決まった時間に勉強する習慣をつけることもでき、長い受験生活で継続性を高めることも可能です。さらに、資格スクールでは過去問や出題傾向などを徹底的に分析した直前対策なども行われるため、市販の参考書だけで学習するよりも合格率は高くなるでしょう。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。社労士資格について、試験の難易度や合格率、必要な勉強時間などを説明しました。社労士試験では試験の形式とそれぞれに定められた合格ラインを正しく理解したうえで、試験に向けた勉強法を選択することが合格への近道となります。資格スクールの活用なども含めて、自分に合った最良の勉強方法を検討してみてください。

なお、リンクアカデミーが運営する資格スクール「大栄」では、社労士試験の合格を目指す方向けの「社労士資格講座」を開講しています。大栄では、長年にわたる合格ノウハウを詰め込んだオリジナルテキストを使用し、試験に合格できるまでの実力づくりを徹底サポートしてくれます。

また、独自の診断ツール「BRIDGE-C」を用いてモチベーションが変わりやすいポイントを可視化し、やる気アップ状態を維持したまま、学習を進められますので、独学での勉強に限界を感じているという方や、空き期間で効率よく合格を手にしたいという方は、ぜひ資料請求・無料体験をお申込みください。

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