もう9月。そろそろ公務員の内定が出た方もいらっしゃる時期です。残念ながら、一次試験・二次試験と合格されなかった方もいらっしゃるかと思います。その場合は、今から民間の就職を目指して活動を始めるか、来年も公務員試験に挑戦するために勉強を続けるのか、迷われているかも知れません。ここでは、来年のことを考え始める前に、もう一つの選択肢として、今年受験可能な受験先を調べてみることを提案します。
追加募集、臨時募集を探してみよう
ご存知のように、全ての試験が一斉日に行われるわけではなく、多くの公務員試験は5月頃から始まり9月(一部10月)頃までに分かれて行われます。試験日程が分かれていることもあり、公務員試験は併願が可能なため、第一希望の受験先だけでなく、第二希望、第三希望と複数受験する方が多くいらっしゃいます。その結果、複数の内定を獲得した場合、辞退となる事も少なくないため、募集人数に達せず追加募集をするということもあるのです。
少ないですが、欠員のための臨時募集もあります。
つまり「来年春から公務員として働くことをあきらめるには、まだ早い!」ということです。
「どうしてもこの自治体でしか働きたくない」などの拘りがないのであれば、気持ちを切り替えて、新しい目標を設定して挑戦しても良いのではないでしょうか。
もちろん、今回受験した方だけでなく、民間企業に就職は決まったものの、まだ自分の道として迷われている学生の方、社会人の方もチャレンジできる試験もあります。
インターネットを活用して情報収集を
気持ちを切り替えて、新しい目標を設定するためには、まず、受験可能な試験先情報を集めることが必要です。
インターネットサイトには、全国の公務員求人情報、試験の日程をまとめているサイトもありますので、参考にすると良いでしょう。なかには、試験日程だけでなく、過去の倍率や受験資格や採用予定人数などを詳しく掲載していて、とても役立つものもあります。
いちから情報を集めることを考えると、大幅な時間と労力の節約になりますので、ぜひ活用しましょう。ただ、誰がまとめているのか分からないインターネット上のサイトです。その情報が間違っていても誰も責任は取ってくれません。必ず、公式サイトを確認したり、受験可能な試験先に連絡をすることで確認をしてください。
近年、増々人気のあがっている公務員なので、狭き門であることは間違いありません。
特に、人気の自治体や職種は倍率が高くなってしまいます。少し、今までと視点を変えることで新しい道が見つかることもあります。チャンスは待っていてもなかなか訪れてはくれません。チャンスを自分から探しに行きましょう。その行動が、次のステップに繋がる第一歩になるはずです。