変動、不確実、複雑、曖昧な時代に生きる私たち
現在はVUCAの時代、と言われています。VUCAとは、「Volatility(変動)」「Uncertainty(不確実)」「Complexity(複雑)」「Ambiguity(曖昧)」の頭文字をとった造語のことです。テクノロジーの進化や政治不安、気候変動など様々な要因が複雑に絡み合う現代の社会では、経済情勢の予測が困難な時代になっているという認識を表しています。
このような社会の変化は、私たちの仕事の選択やキャリアにも深く関わってきます。ニューヨーク州立大学のデビッドソン教授によると、2011年度にアメリカの小学校に入学した子供の65%は、今は存在しない仕事に就くと予測されています。
10年後の自分が何者になっているのか、現時点で将来を予測できないなか、私たちは人生100年時代を生き抜いていかなければなりません。今回は、テクノロジーの進化に左右されずにキャリアアップし続けるために今どうすべきかについてお伝えします。
テクノロジーの進化によって変化する仕事
近年、急速に発展しているテクノロジーのひとつにAI(人工知能)があります。2017年はAI元年とも言われ、その性能は格段に進化しています。AIの発展は私たちの将来の職業選択にも大きく影響を与えるとされております。
将来自分の就く仕事がAIに代替されるかもしれないと、新たなテクノロジーの誕生や発展を怖がっていても仕方ありません。AIにより、これまで人間が行う必要のあった作業が自動化されるということは、人間にしかできない付加価値の高い仕事に時間を使えるようになることでもあります。また、これまで存在しなかったAI関連の新たな職業も生まれるでしょう。
テクノロジーによる社会の変化を恐れるのではなく、社会の変化に柔軟に対応できる人材が求められていることに気づき、このチャンスを掴みにいくくらいの気持ちが必要です。将来求められる職業の変化に浮き足立たないためにも、常に自分のスキルを最新の状態にアップデートし続けなければなりません。
企業寿命30年時代で、これまでの常識や価値観も変化する
時代の変化にともなって、私たちの価値観も変化してきています。企業寿命30年とも言われるなか、新卒で入社した会社に定年まで勤め上げることは珍しくなりつつあります。
また、働き方も大きく変わってきており、週5日会社に通勤するのが「普通」であった時代から、自宅やカフェ、旅先などからのリモートワークや会社に属さないフリーランスなど多様な働き方が共存する時代となりました。
このような社会の変化に対応するためには、ひとつの会社やひとつの職種に固執せずにどこでも生きていけるスキルを身につける必要があります。そのためには、自分のキャリアに対して「受け身」にならず、常に自分を成長させ続けなければなりません。これらは一日で身につくものではありませんので、気づいた今この時からコツコツとやり続けることがポイントになってきます。
先の見えない将来を見据えて、今とるべき行動とは?
AIのみならず、ブロックチェーンやAR、ロボティクスなどの分野で今後も新たなテクノロジーが生まれることでしょう。
この時代を生き抜くには、世の中の流れや新しいテクノロジー・価値観の変化に無関心にならず、常に新しいことにトライし続けることが大事になります。周りが急速に変化している世界での「現状維持」は「維持」ではなく、緩やかな「衰退」を意味するからです。
私たちに今求められていることは、時代の変化に左右されない幅広い教養とスキルを身につけることではないでしょうか。資格のための勉強は、自分の生きるスキルをつけるために簡単にはじめられる方法のひとつです。とくにコンピューター関係の資格やスキルは、私たちがテクノロジーをうまく活用するために必要不可欠なものとなります。
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【参照サイト】文部科学省提出資料
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