就職活動時における有利さ、独占業務があることによる安定力、資格手当、など宅建士の人気は非常に高いです。しかし、不動産に関する「法律の学習」ということもあり、二の足を踏んでしまう方も沢山いらっしゃるでしょう。また、宅建士の合格率約15%という実績をみても、その難しさが想像されます。確かに、簡単ではない宅建士の合格ですが、勉強法を工夫することで、宅建士の合格を目指すことが出来ます。
◆如何に法律を学び、知識として定着させるか
法律の学習が初めての方であれば、最も大切なことは「学んだ法律を知識として定着させること」です。法律の条文を読んだだけでは、どんなことを意味しているのかサッパリ分からないこともあります。まずは、適切な最小単位に分けられた内容をインプットし、理解度を確認するために理解度チェックを行う。そして、ひとつの繋がった内容を学んだあとは、俯瞰してポイントをインプットし直し、直ぐに問題演習を行う。こういった形でインプットとアウトプットのサイクルを短くしていくことで、『法律に慣れる』『知識として定着を図る』ことが出来るようになります。
◆五感を活用して反復して学ぶ
また、テキストを読んで分からないことでも、ポイントにまとめられた資料を見る、また、音声での解説を聞くことで身に付きます。最近の資格スクールでは、ライブでの一斉授業に代わり、オンデマンド授業が主流となっています。忙しい現代人にとって、決められた時間・曜日に半年以上も通い続けることが難しいという理由もありますが、反復確認をしながら前に進めるオンデマンドが法律系の学習に向いているからと言うのが大きな理由です。
今回は、初学者の方が宅建士に最短で合格するための、勉強法の一つを紹介しました。
他にも、過去問題はインプット内容の理解度チェックをした後から解き始める、最低でも3回、出来れば5回は過去問題を繰り返し解く、など様々なポイントがありますが、こちらは次回またご紹介させて頂きます。よい宅建学習のスタートが出来ますように!