英語を学習している方の中には、「英語がうまく聞き取れない」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。リスニング上達の秘訣は、正しい英語の発音を習得することにあります。今回は、発音矯正がリスニングに必須な理由をご説明していきたいと思います。
英文を理解するために必要な2つのステップ
リスニングで英文を聞き取り理解するために必要なステップは、大きく分けて2つです。
- 単語を聞き取る
- 文章を理解する
英文を聞き取るためには、まず文章の中で読まれる単語を聞き取り、それらの単語の意味を知っている必要があります。文章の構成要素である単語の音を聞き取ることができ、さらにそれらの単語の意味が理解できてはじめて、文章全体の意味を理解することができます。
文章中に聞き取れない単語や、意味を知らない単語が多くあればあるほど、文章全体の理解度は下がってしまいます。
正しい発音を知らないと単語を聞き取れない
英語リスニングでは、まず耳で音を聞き取り、聞こえた音をもとに脳が意味の処理を行います。そのため、たとえ意味を知っている単語であっても、どういう音で読まれるのか(=発音)を知らなければ、意味を処理する段階までたどり着くことができず、リスニングで英文を理解することができません。
このように、単語が聞き取れて意味が理解できないと、文全体の意味をうまく掴むことが難しくなるので、正しい発音を知らないことは英語のリスニングスキルが伸び悩む根本的な原因になってしまいます。
ところで、日本語の母音は「あ」「い」「う」「え」「お」の5つなのに対し、英語には24個(*)もの母音が存在します。日本人にとっては同じ音のように聞こえてしまうような、聞き分けることが難しい音が英語にはたくさんあります。
* 諸説あります
具体的な例では、「LとRの発音の違い」が挙げられます。LとRは、日本人にとって発音の区別が難しいとされる音の一例です。LとRの音を間違って聞き取ってしまうと、全く違った意味の英語になってしまうことがあります。LとRが入れ替わると意味が変わる単語の例として、以下のようなものが挙げられます。
- light 光 / right 右
- lap ひざ / rap ラップ(音楽の)
- clown 道化師 / crown 冠
- lead 先導する / read 読む
LとR以外にも、発音の区別が難しい単語の組み合わせの例として、以下のようなものも挙げられます。
- walk 歩く / work 働く
- cup カップ / cop 警官
- fast 早い / first 一番
- rug 絨毯 / rag ぼろ布
どの単語も、似ている発音の単語と取り違えて聞き取ってしまうと、英文全体の意味が大きく変わってしまうことがあります。そのため、細かな発音の違いまでしっかりと聞き分けることができないと、英語を正しく理解することは難しいのです。
発音を正しく聞き取ることができるようになるためには、自分が間違って認識してしまっている英語の音を、正しい音に認識し直す発音矯正のトレーニングが必要になります。
「自分で発音することができない単語は聞き取ることができない」と言われることもあるように、自分の口で英語を正しく発音できるようにすることが、リスニングで音を正しく認識できるようになるための近道です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、発音矯正がリスニングに必須な理由をご説明しました。
英語の発音が正しくできるようになると、スピーキングスキルだけでなく、リスニングスキルも上達しやすくなります。正しい英語の発音を身につけるには、発音矯正スクールに通うのがおすすめです。
ロゼッタストーン・ラーニングセンター(RSLC)では、英語の発音矯正に特化したプログラム、ハミングバードを提供しています。
ハミングバードはアメリカ・ロサンゼルスの研究所で日本人のために開発された英語発音学習方式で、20年以上の歴史を誇り、10,000人以上の修了者がいる実績豊富なプログラムです。現在日本においてはRSLCのもとで東京では新宿校・銀座校・池袋校が、大阪では梅田校が開校しています。
ネイティブ並みの綺麗な発音を身につけ、さらにスピーキングやリスニングだけではなくリーディングやライティングも含めて総合的に英語スキルを高めたいという方は、ぜひ一度お気軽にハミングバードの無料体験レッスンにお越しください。
(※ロゼッタストーン・ラーニングセンターTODAY「リスニング上達の秘訣は発音矯正!発音矯正がリスニングに必須な理由とは?」より転載)