イラストレーターとはどういうソフトなのか、どんな特徴があるかを知らなければ、どんな時にどんな使い方ができるか判断する事もできないものです。超初心者に向けた入門講座としてぜひチェックしてみてください。
イラストレーターでできることって何?
イラストレーターでできることですが、まずはその名前の通り、イラストの制作が挙げられます。ただ、イラストと言ってもさまざまなテイストのイラスト制作に対応しています。アニメテイストのものから絵画調のものまで作れますし、Web制作のためのデータやロゴデータなど、さまざまな用途に使えます。広告チラシの作成やグラフィックデザインにも、イラストレーターは対応できます。同じアドビソフトであるフォトショップほどではないですが、写真の加工にも対応できます。
このように、さまざまなデータの作成ができるため、プロのデザイナーにも広く使われています。デザイナーとして活躍したいのであれば、イラストレーターの習得は必須項目だと思ったほうがいいでしょう。
拡大縮小が容易!イラストレーターの特徴とは?
イラストレーターの特徴はベクターグラフィックです。ベクターグラフィックとは、数式や点座標で画像を表現する形式のことですが、これによりストレスなく作業を進めることができます。何ができるかというとイラストの拡大や縮小が容易にできるのです。
それだけの機能かと思う人もいるかもしれませんが、ほかの一般的なイラスト作成ソフトでは拡大や縮小をする度にどうしても線が荒く見えてしまいます。書き出しを行い、JPEGやPNGなどのデータにするまで全体を鮮明にチェックできない、というケースも決して珍しいことではありません。
イラストレーターであれば、作業の段階で線が崩れないので、きちんと見えないことに苛立ったり、後から調整し直さなければならなくなったりといった手間が省けます。イラストレーターの大きな魅力でもあるので、これからイラストレーターを使う初心者なら覚えておくことをおすすめします。
イラストレーターってどんなときに使っている?
アドビのイラストレーターの特徴について取り上げてきましたが、実際の用途としてはどんなものが多いのでしょうか?今回は、DTPとWeb制作ならどちらが多いのかについて調査するため、アンケートを実施してみました。
【質問】アドビイラストレーターを使用する用途として多いのは、どのようなシチュエーションだと思いますか?
【回答結果】
DTP : 92
Web制作 : 75
調査地域:全国
調査対象:【年齢】20 – 29 30 – 39
調査期間:2018年01月19日~2018年02月02日
DTPでのイラストレーター使用が主流?
アンケートの結果、DTPと答えた人が92人、Web制作と答えた人が75人という結果です。
- ページものではない1枚もののポスター、チラシなどのレイアウトに使用しています。(30代/男性/正社員)
- 実際に職場ではDTP利用しかなく、Web製作はしなかったから。(30代/女性/個人事業主・フリーランス)
- Web用なら他のイラストソフトで不自由しませんが、 印刷用の画像を作るのにはイラストレーターが必要だからです。(20代/女性/無職)
DTPの回答では、「実際の業務で使用しているから」という意見が目立っています。「Web用であれば、ほかのソフトで事足りるから」という意見も少なくありませんでしたし、「DTPの場合はイラストレーターを使うのが一般的だ」という認識が強いのかもしれませんね。
- ウェブでオリジナルのイラストやイメージを作成しないといけないときにイラストレーターをよく使います。(30代/女性/専業主婦(主夫))
- 企業のWebサイト作成時、ロゴマーク作成などに使用したことがあるから。(30代/女性/専業主婦(主夫))
- ベクターデータとして扱えるのでサイズを変更しても違和感なく画像をいじれるから。(30代/男性/無職)
Web制作と答えた人も同様に、「実務で使用することが多いから」という意見が多くなっています。一部にはベクターグラフィックのことを取り上げている人もいますし、作業のしやすさという点でWeb制作におけるイラストレーターの必要性が高いことがうかがえますね。アンケートの結果、「DTPとWeb制作のどちらの回答も少なくない」ことがわかりましたね。
どちらも業務で使用したという意見がありましたし、仕事内容によって用途は必然的に分かれてくるのかもしれません。いずれにせよ、使いやすさが向上するので、イラストレーターは用途によって設定方法を変えておくことをおすすめします。次の段落で用途別の初期設置の方法について解説していきましょう。
イラストレーターを使いやすくする初期設定
イラストレーターを使用する前の入門講座として欠かせないのが、初期設定の方法です。使用目的がDTPなのか、それともWeb制作なのかによって設定の方法が変わるので覚えておきましょう。
まず、DTPの場合は、単位をmmに設定しておくことが必要不可欠です。DTPデータは最終的に印刷して使われるのが一般的ですから、単位をmmにしておいたほうがよりイメージ通りのものを作成できます。Web制作の場合には、pxに設定するのが一般的です。Webでデータを使用する際にはワークスペースを「Web」にしておくことも忘れないようにしましょう。
ここからは制作するデータの種類やテイストによっても異なりますが、必要に応じてカラーモードやアンチエイリアスの設定もしておいてください。予め初期設定をしておくことで新規のファイルを立ち上げた場合でもスムーズに作業を始めることができます。
イラストレーター入門講座をクリアして初級コースへ!
イラストレーター入門講座をクリアしたら、次は初級コースへと移行していきましょう。
趣味でイラストレーターを触りたい人はもちろんのこと、これから仕事で使いたいという人はスクールで基本から学んでいくことをおすすめします。スクールなら全くの初心者を想定したカリキュラムが組まれていますし、最終的にはきちんとイラストやDTPの作成ができるようになるものです。イラストレーターについて知ったばかりで使い方については全くわからない場合は、スクールでしっかり学んでいきましょう。
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