自身が希望する職種に就くために、「資格を取りたい」と考える人は多いといえます。デザインや写真など、クリエイティブ系の職種に就きたいという人から注目を集めているのが「Photoshop」の資格です。Photoshopの資格を持っておくと、どのようなことができるようになるのでしょうか。今回はPhotoshopの資格と就職活動に有利に働く理由について解説します。
就職活動にPhotoshopの資格は有利になりそう?
画像や写真を編集するソフトとして知名度が高いPhotoshop。Photoshopを操作する技術は、プロのクリエイターを志望する人にとって必須のスキルともいえます。Photoshopの資格を取得し、就職活動が有利になるケースはあるのでしょうか。皆さんにアンケートを取ってみました。
【質問】就職活動のために、Photoshopの資格は取得しておいたほうがいいと思いますか?
【回答結果】
思う:58
思わない:37
調査地域:全国
調査対象:【年齢】20 – 29 30 – 39
調査期間:2018年05月28日~2018年06月04日
就職活動のために資格は必要?Photoshopの資格はあると良いかも!
アンケートの結果、就職活動のためにPhotoshopの資格を取得した方が良いと答える人が、95人中58人と多い結果になりました。
それでは得票数の多かった「就職活動のためにPhotoshopの資格を取得しておいた方が良い」と答えた人の意見をご紹介します。
- AdobeのイラストレーターとPhotoshopは必須の企業もあるため、面接ではPhotoshopで作成した作品などを持参したほうがいい。(30代/女性/個人事業主・フリーランス)
- 就職したあとでも支援制度などで取れる企業はあるものの、バタバタとしている新人の時分に時間をとって勉強するのはとても体力がいること。ともすれば、まとまった時間の取りやすい時分に取っておくのがのちのち楽。(20代/男性/個人事業主・フリーランス)
「資格は取得しておいた方が良い」と答えた人の中には、「就職したい企業によっては資格取得が条件であるケースもある」と回答した人もいました。資格を取得しておくことで、就職できる企業の幅も広がるといえそうです。
次に、「資格を取得しても就職活動に有利な点はない」と答えた人の意見を紹介します。
- 資格も大事だが、実務経験があれば、資格がなくてもいけるから。(20代/男性/個人事業主・フリーランス)
- 実務経験のほうが重要だから。(20代/女性/正社員)
「有利な点はない」と答えた人の中には、「就職活動では何よりも実務経験が優先されるから」という理由を上げる人もいました。また、入社後に支援を受けながら資格を取得できるケースもあるため、入社前に取得する必要性はないと考える人もいるようです。
今回のアンケートから、「Photoshopの資格は就職活動を有利に進めるためにも取得しておいた方が良い」と考える人が多いと分かりました。Photoshopの資格は、自分をアピールするためにも取得しておくのが良いといえるでしょう。もちろん、入社してからでも資格を取得できますが忙しくて思うように勉強ができないこともあります。資格を取得することで就職できる企業の幅が広がるケースもあり、興味がある人は1度受験してみるのもおすすめです。
Photoshopの資格ってどういうもの?
Photoshopの資格は「Photoshopクリエイター能力認定試験」という名前の民間資格です。写真や画像を編集しより美しくなるように加工する技術を試します。クリエイターを目指す人は取得をしておきたい資格の1つです。
Photoshopクリエイター能力認定試験を主催しているのは「サーティファイ」という団体です。この資格は、写真を美しく加工したり、普通の写真をポスター用の写真に加工するなどのスキルレベルを判定するものなので、取得することで一定のレベルのスキルがあることを証明できます。合格率は6割を超え、難易度は比較的低いといえるでしょう。試験に合格すると、認定書とハイライセンスシールを受け取ることができます。
試験はスタンダードとエキスパートに分かれており、試験形式が少し異なるため注意が必要です。なお、Illustratorと連携することで画像に文字や絵を挿入でき芸術的な作品を作り出すこともできます。(IllustratorはPhotoshopと同じくアドビ社から発売されているソフトです。)Web関連の職種に就き、クリエイターを目指すなら他ソフトと併せて資格を取得するのも良いでしょう。
Photoshopの資格で就職が有利になる職業は?
Photoshopの資格を取得することで、どのような仕事に活かせるのかを解説する前にPhotoshopの特徴についてご紹介します。Photoshopを含め、画像を編集するツールにはさまざまなものがあります。他のソフトとPhotoshopの最大の違いは、「Web用の画像だけではなく、さまざまなグラフィックの編集に使える点」です。
Photoshopは画像編集や合成の機能が優れているために、クオリティの高い画像を作成できるのです。ポスターやチラシ、パンフレットなどもPhotoshopで一から美しく仕上げることができます。
クオリティが高い画像を編集できることから、Photoshopが使える人はWeb業界のみならずさまざまな業界から求められています。例を挙げると、グラフィックデザイナー、IT企業、制作会社、出版関連、一般の会社の販促部門などです。
就職活動で求められるPhotoshopスキルって?
さまざまな職種から需要があるPhotoshopの技術ですが、「実務で活かせるくらいの高い技術があること」をアピールできなければ意味がないといえます。Web関連のクリエイターを志望する人は、実際にWebサイトを作ってみることもおすすめです。クリエイターを志望する場合は、より高い技術力が求められるため資格を持っているだけでは不十分とみなされるケースもあるためです。実際に制作したサイトを、ポートフォリオとして企業側に提出できれば、自身が持つ技術などをアピールしやすいといえます。
一般企業の販促・広報などの仕事にPhotoshopの技術を活かす場合は、サイトの制作経験などは問われません。Photoshopの技術はクリエイティブ職に限らず、さまざまな現場から求められています。資格を持っておくと、Photoshopの技術が自分のアピールポイントになるでしょう。
資格はスキルがあることをアピールできるもの
資格を持っていれば、特定の技術やスキルが一定の基準を満たしていることをアピールできます。Photoshopのスキルは、さまざまな現場で求められています。Photoshopクリエイター能力認定資格は取得しておいても損はない資格といえるでしょう。なお、Photoshopに触れた経験が少ない人やプロのクリエイターを目指す人は、スクールに通うことがおすすめです。スクールではソフトやWebの基礎知識を効率よく学習できます。
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