高額な住宅購入に立ち会う、責任ある宅建士の仕事
宅建資格取得者は宅建業者だけでなく、建設会社や金融機関でも優遇されています。建物を建てるのは建設業者ですが、それを販売するのが宅建業者となり、建設業者が子会社として販売部門を持っている場合も多くあります。
また、金融機関では不動産購入や増改築でローンを組む場合が多いため、宅建知識は必修となります。宅建の学習内容は、『契約に関わる法律関係』が主とされていますが、ローンの返済計画や不動産にまつわる各種税金の納税計画についても勉強をします。通常、住宅ローンは25~35年で組むことが多く、人生においても高額な買い物です。失敗はできませんよね。そんな方たちにとって、専門知識を持つ宅建士は大変頼りになる方なのです。
宅建士と相性の良い資格。ダブルライセンスで次のステップへ
宅建士の資格を手に入れた後、他の資格取得を目指す方もいらっしゃいます。宅建士+〇〇の資格で、仕事の幅が大きく広がるからです。
今回は、宅建士と相性の良い資格の代表として【マンション管理士】をご紹介します。マンション管理の資格は、宅建士試験より難易度は高いですが、重複する勉強内容も多いので宅建士に合格された方が取得しやすいのが特徴です。また現在、不動産業界などではマンションの販売だけでなく管理までを行う業者が増えていることも、宅建士取得者がマンション管理士を目指す理由となっています。
新規供給物件のほとんどがマンションとも言われており、マンションは今後も増えていくことでしょう。そんな時代背景から、今後も需要が拡大していく資格になります。