公務員は国や地方自治体に従事し、国の基盤づくりや地域の安寧のために働く職業です。
公務員になるためにはそれぞれの応募要件に従って、公務員試験に合格する必要があります。
応募要件の中には取得必須資格や、持っていると役立つ資格があるため、公務員職に就いた後に資格取得を検討する人も多いのです。
今回は、これから公務員を目指す方・公務員として働いている方におすすめの資格とその理由を見ていきましょう。
公務員に人気の資格とその理由
公務員に人気の資格はその職業・職種によっても様々ですが、その中でも一般的に人気な資格が存在します。
ここからは、公務員を目指す方や公務員として働く方、双方におすすめの資格を見ていきましょう。
マイクロオフィススペシャリスト(MOS)
マイクロオフィススペシャリストとは、マイクロソフト社が認定するオフィスソフトの使用スキルや知識を認定する資格です。
MOSには、Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Accessのマイクロソフト社製品別で試験が設定されています。
資格レベルは、5種類全ての試験に一般レベル試験、Word・Excelに関しては上級者レベル試験(エキスパート試験)も用意されています。
MOSは民間資格ではありますが、日本での累計受験者数が450万人を超える認知度の高い資格であるため、就職活動でも活用できる場合が増えています。
また、MOS資格を取得することで作業スピードや作業効率に良い影響をもたらすというところから、数多くのビジネスパーソンに選択されています。
公務員でも、マイクロソフト社製品を利用する頻度が高いケースも多く、仕事の作業スピードや作業効率を向上させることができます。
パソコンスキルは目に見えず、客観的にスキルを証明することが難しいため、MOSを取得しておくことであなたのパソコンスキルを証明するツールにもなります。
簿記
簿記とは、企業で行われる経営活動を記録・計算することで、企業の財政状況を明らかにするスキルです。
簿記を取り扱っている資格は複数ありますが、中でも日商簿記検定は毎年数多くの人が受験する公的資格です。
簿記スキルは主に経理事務や総務事務など、経理に関わる職種でしか役に立たないと誤解されていますが、どのようなビジネスパーソンでも役立つ場面はあります。
公務員においても同じく活用できる場面は多く、一部の自治体では資格取得を推奨・支援しているケースもあります。
支払いや決算関係の業務がある商工業系の部局や、事務関連の公務員職を目指している場合は、特に資格取得をしておくことがおすすめです。
公務員は通常業務も多忙であり、公務員職に就いてから資格取得を目指すのは非常に難しくなりますので、簿記スキルを取得したい方は、早めの受験を検討しましょう。
日商簿記検定は1~3級までの難易度が設定されていますが、仕事や就職に活かす場合は2級以上が望ましいです。
1級を取得すると、税理士や公認会計士などの上級資格を受験することも可能となります。
公務員には必須資格もある
公務員によって異なりますが、公務員になるには応募要件を満たす必要があります。
中には必須の資格も存在し、特に技術職では資格取得が必要となることも少なくありません。
公務員職で必須であることが多い資格をご紹介します。
運転免許
運転免許は、公務員職で応募の必須要件とされている場合が非常に高くなります。
日常的に車を使用するケースも多く、必須要件でなくても持っておくことが望ましいでしょう。
部署によっては毎日公用車を使用するケースもあるため、必須要件となっている場合が多いです。例えば、市役所職員の環境課などでは、街のパトロールや視察などを毎日のように実施することも多く公用車の使用は日常茶飯事です。
地域によっても多少異なる場合がありますが、免許を持っていて損はないでしょう。
運転免許には様々な種類がありますが、第一種普通自動車免許が必要となるケースが非常に多いため、早めの取得がおすすめです。
特殊な車の運転が必要となる場合は、その都度応募要件に合わせた免許取得が必要となるため注意しておきましょう。
また、公務員の中でも警察官や消防士希望である場合は、いずれ運転免許の取得を強制されるケースがほとんどです。
特殊な運転免許を取得しなければいけないこともあるため警察学校などのカリキュラムに組み込まれている場合もあるようですが、第一種普通自動車免許は早めに取得しておくと、知識面でも精神的余裕といった面でも安心することができるでしょう。
※また、英語力を身に付けておくと、英語を使う業務への職種の選択肢が広がります。普段英語を使わない部署においても、基礎的な英会話スキルを身に付けておくと、警察官の場合、外国人の方から交番で道を聞かれたり、県庁・市区村町役場では、外国人の方が来られた時の初期対応などにも活かしていただくこともできます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。公務員には、必須要件となる資格や持っておくことで仕事・就職に役立つ資格があります。
公務員試験を受験し公務員資格を得ることは大前提ですが、プラスアルファとして資格取得を検討しておくのも良いでしょう。
中には、応募要件に資格取得が必須であるケースや、入職後資格取得を推奨されるケースもあるため、事前に取得しておいて損はありません。
自己啓発といった面でも、資格を取得するメリットは大いにあります。
公務員を目指す方・公務員として働いている方は、ぜひ取得を検討してみてはいかがでしょうか。
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