ファイナンシャルプランナー(FP)は、お金にまつわる様々な知識を持った専門的な資格です。FP資格は一つでも非常に役立つ資格ですが、ダブルライセンスとして他資格を取得すると相乗効果を発揮することができます。
FP資格には相性の良い他資格が存在し、FP資格で学習した内容を活かすことができる場合もあります。この記事では、FP資格と併せて取得することで相乗効果を期待できるダブルライセンスについて解説していきます。
FP資格は関連資格や上位資格の取得がおすすめ
FP資格は、お金にまつわる様々な知識を学ぶ資格です。そのため、同じようにお金や数字を扱う資格を取得することで、思わぬ相乗効果を発揮できる場合もあります。
更に、FP資格と併せて新しい知識を学ぶことで身につくスキルや知識の幅が拡大し、幅広い視点を持つことが可能です。ダブルライセンス・トリプルライセンスの取得にチャレンジすれば、更にレベルの高い人材として仕事や社会で活躍できることも期待できるでしょう。
ダブルライセンスの取得をする際には以下のポイントを意識しておくことが重要です。
・FP取得後の流れに乗って学習を進める
・親和性の高い資格を選択する
「資格を取得できた」という事実は精神的安定性を高め、モチベーションにも繋がります。FP資格取得までの学習習慣も残っているでしょう。ダブルライセンスを取得する際は立ち止まらず、資格取得から継続して学習を進めることが重要です。
また、親和性の高い資格を選択することで学習の共通点を持つことが可能です。共通点や更なる知識を吸収しやすくするためにも、何らかの関連資格や親和性の高い資格を選択することをおすすめします。
ダブルライセンスにおすすめの資格とは?
前述したように、FP資格には併せて取得することで相乗効果が期待できる他資格が存在します。FP資格の対応範囲は、他資格との関連性を持つケースが多いのです。
ここでは、FP資格とのダブルライセンスにおすすめの資格を紹介します。
簿記
簿記とは事業活動における経済活動を把握し、経営成績や財政状況を把握するためのスキルです。簿記スキルを身につけることで、会社の財政状況を把握することができるため、ファイナンシャル・プランニングにおける投資先の選定などに役立ちます。
簿記資格を取得していれば信ぴょう性を持った投資企業の提案をすることができるでしょう。不動産投資においては減価償却計算スキルを有している必要がありますが、簿記資格の学習をすることで減価償却計算のスキルも身につけることが可能です。
また、ファイナンシャル・プランニングにおいて顧客に対し、家計のバランスシートを提示する場合があります。簿記の知識があれば、顧客が分かりやすいような説明やより深まった解説を行うことが可能です。
宅地建物取引士
宅地建物取引士(宅建士)は、円滑な不動産取引を行うためのスキルや知識を有した不動産のエキスパートです。不動産取引において顧客は住宅ローンを活用するケースがほとんどですが、FP資格では住宅ローンに関する知識を身につけることができます。
不動産取引において住宅ローンは非常に重要ですが、顧客の多くは住宅ローンではなく不動産物件のことしか念頭に置いていないケースが多いのです。そういった顧客の中には、住宅ローンの際に不動産取引を断念する場合や、後々破産に繋がってしまう場合もあります。
ダブルライセンスとして宅建士資格を選択することで、FP資格で学ぶ住宅ローンの知識やスキルを駆使しながら、宅建士資格で不動産取引を円滑に進めるといった相乗効果を期待することができるのです。
行政書士
行政書士は国民に最も近い法律家とも呼ばれ、法律に関わる様々な書類作成・相談業務などを行います。行政書士の対応範囲の中には、相続対策で必要となる遺言書・遺産分割協議書の作成も含まれています。
ファイナンシャル・プランニングにおいても相続に関する手続に対応しなければなりませんが、その過程で行政書士資格を有していると業務の幅が広がります。国民に最も身近な街の法律家である行政書士と、顧客の資産形成・資産計画に対応するFP資格の相性は非常に良く、独立開業にも活かすことが可能です。
中小企業診断士
中小企業診断士とは、中小企業の経営課題に対する診断やアドバイスを行うエキスパートです。企業の経営活動や財政状況を総合的に把握することができる中小企業診断士ですが、FP資格とのダブルライセンスを取得することで相乗効果を期待することができます。
中小企業診断士は中小企業経営のコンサルティングを行いますが、FP資格では事業の継承や経営者・従業員のライフプランニングに関する相談業務を展開することが可能です。中小企業診断士の役割とFP資格の役割を合わせることで、更に深まったアドバイスを行うことができます。
社会保険労務士
社会保険労務士とは、企業内の人材に対する労働・社会保険の問題や年金相談に応じることができる保険関連のエキスパートです。ファイナンシャル・プランニングにおいても年金関連の相談や資金計画は重要な視点となりますが、社会保険労務士を取得すればさらに深まったアドバイスを行うことが可能となります。
社会保険労務士は年金以外の社会保険のエキスパートなので、FP業務の中で活かすことができるでしょう。
また、独立開業を行う際も役立つ資格となっています。
まとめ
FP資格はダブルライセンスの取得にチャレンジすることで、相乗効果を期待できる場合があります。FP資格に限らず、資格と資格を組み合わせることで業務やスキルの幅を拡大できるケースは多いです。
親和性の高い資格を選択し、FP資格とのダブルライセンスを目指しましょう。
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