簿記は企業内のさまざまな取引や経営活動を帳簿へ記入・管理するためのスキルです。簿記のスキルは企業で働く経理関係の仕事では必須のスキルですが、経理職に限らず一般事務や営業職の社会人でも、簿記の知識を持っていることでさまざまな可能性を見出すことができます。
そのため、簿記のスキルを証明するための簿記検定は毎年かなりの受験者がチャレンジしている資格となっています。
今回は、簿記3級を取得するための勉強方法やポイントを徹底解説します。3種類の学習方法をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
資格学習の2つのポイントとは?
まず資格学習における重要なポイントをご紹介します。
このポイントによって、選択するべき資格の学習方法も異なってくるため、あなたの生活環境や性格などと照らし合わせてチェックしてみて下さい。
計画的な学習管理
簿記3級試験は例年1年に3回実施されます。試験回数が年に3回あるため、年に1度しか試験が実施されない資格よりはチャレンジしやすい資格といえるでしょう。しかし、チャレンジしやすい資格だといっても、無計画に学習をしていては合格を逃してしまったり、合格できたとしても無駄が多かったりしてしまいます。
そのため、資格を取得したい期日(試験日)を決めて、計画的に学習を進めていく事が重要です。特に転職活動や就職活動に活かしたい場合は、いつまでに合格したいのかを考えておくようにしましょう。
特にいつまでに取得しなくてはいけないという期日がない場合は、毎日どれくらいの時間を資格の勉強に充てられるのかによって、目標とする試験日を設定する必要があります。計画的な学習管理を進めていくことは資格学習にとって重要なポイントです。
モチベーションの維持
資格取得の勉強に重要なポイントの2つ目は、モチベーションの維持です。
資格試験は学習期間が1年など長期にわたるものも多く、モチベーションを維持できずに挫折してしまう方も少なくありません。試験までどれだけ学習意欲を維持していけるかが合格のカギとなります。
独学の場合は特にこのモチベーション維持が難しくなってしまうため、あなた自身が学習に対する意欲を維持できる性格なのかどうかを考えて学習方法を選択しましょう。
例えば、もともと学習が苦手で、モチベーション維持が難しいタイプだと思うのであれば資格スクールなどの学習管理を行ってくれる学習方法がおすすめです。
簿記検定の学習方法3選とメリット・デメリット
ここからは、簿記3級合格を目指すための3つの学習方法と、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
書籍などを利用して独学で学習する
簿記3級は人気の資格なので、参考書や試験対策の書籍は数多く出版されています。そうした書籍などを利用して独学で学習を進めていくことができます。
実際にインターネットで検索してみると、独学で簿記3級を取得したという方もいるので、独学でも合格を目指すことは可能です。
メリット
- 自分のペースで学習ができる
- 費用の負担が少ない
メリットとしては、自分のペースで好きなだけ学習を進められる点が挙げられます。特に学習意欲の高い方にはおすすめの方法であるといえるでしょう。
また、費用の負担も教材となる書籍代のみなので、他の学習法と比べると経済的なメリットもあります。
デメリット
- モチベーション維持が難しい
- 学習管理や問題解決、書籍の選定を全て自身で行う必要がある
独学で学習する場合のデメリットは、モチベーション維持が難しい点が挙げられます。
また、書籍購入や学習管理、問題の解決なども全て自分で行う必要があり、学習以外の部分に時間がとられてしまったり、小さなつまずきによって学習が進まなくなってしまったりするなど、人によっては挫折のきっかけになってしまうこともあります。
資格スクールに通学する
資格試験対策の講座を開いている資格スクールに通う方法もあります。実際にスクールへ通学して、講師の授業を受けるというスタイルなので塾や予備校のようなイメージです。ただ、最近では新型コロナウイルスの影響もあり、自宅からオンラインで授業を受けられる資格スクールもあります。
メリット
- 教材の選定やカリキュラムの計画など全て任せることができる
- 理解度に合わせた学習進度や疑問点の解決ができる
- 実際にスクールに通うためモチベーション維持がしやすい
資格スクールのメリットは、学習管理を任せることができる点です。自分で学習管理を行う必要がなく、理解度に合わせて学習進度の設定を行ってくれます。
また、スクールで授業を受けるため、環境整備もばっちりでモチベーション維持をしやすい点もメリットであるといえます。
デメリット
- 費用の負担が大きい
- スクールが通学圏内にないこともある
資格スクールのデメリットは、講座の授業料や教材費、交通費などがかかり、経済面での負担が大きくなる点です。
また、資格スクールは都会や駅付近にある場合が多く、住んでいる地域によっては通学が難しいケースもあります。
通信講座を受講する
通信講座とは、自宅にいながらも講座を受講できる学習方法です。通信講座によっても異なりますが、分かりやすいテキストや教材を利用しながら自身で学習を進めていく方法が多くなっています。
添削や質問サポートが用意されていることも多いので身近にスクールがない方や、自宅で学習を進めたい方におすすめです。
メリット
- 自宅にいながら学習を進めることができる
- 質問や添削サポートを受けることができる
- テキストの用意があるため体系的に学習できる
通信講座のメリットは、自宅にいながら学習ができる点です。仕事や子育てをしながらでも、スキマ時間を使って学習を進めることができます。
また、独自のテキストの用意があるため、体系的で効率よく学習を進めることができます。添削サポートや質問サポートを受けることができる通信講座も多く、不明点の解消も可能です。
デメリット
- 独学よりは費用の負担がある
- モチベーション維持が重要となる
デメリットとしては、資格スクールよりは費用負担が少ないものの、独学に比べると費用がかかってしまう点が挙げられます。
また、通信講座は自身で学習を進めていく場合が多いため、モチベーション維持が重要となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。簿記3級の取得を目指す際には、3つの学習方法があります。学習方法は、生活スタイルや学習への意識によって決めていく必要があので、それぞれの学習方法のメリット・デメリットを把握した上で、あなたに合った方法を選択し、資格取得を目指しましょう。
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