「就職に向けてとっておいた方がいい資格ってあるのかな?」と悩む大学生は多いでしょう。大学生のうちは学習にかける時間を自由度高くつくることができるため、資格の取得にはベストな時期です。
大学生が資格を取得するなら、毎回10万人前後もの人が受験をする日商簿記の受験を検討してみてはいかがでしょうか。特に、経営や経済学を学んでいる大学生には簿記の取得が非常におすすめです。
この記事では、大学生が簿記資格を取得すべき3つの理由やメリットについて詳しく解説しています。ぜひチェックしてください。
【この記事でわかること】
・大学生に簿記取得がおすすめの理由
・簿記取得のメリット
大学生が簿記を取得すべき3つの理由
冒頭で解説した通り、大学生には簿記資格の取得をおすすめします。その理由は以下の3つです。
- 就職活動に有利になる
- 資格取得における時間・費用のコストパフォーマンスがよい
- 大学の単位取得にも役立つ
それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
1.就職活動に有利になる
簿記は就職活動の際に有利となる資格です。簿記にはさまざまな資格がありますが、なかでも日商簿記は企業からのニーズも高く、就職時にはアピールポイントとして活用できます。簿記2級以上の資格を取得している場合は、企業の経理・財務部門で評価されるケースが多いので、経理・会計関係への就職を目指している方にもおすすめです。
また、簿記の資格は企業の経理・財務部門や会計事務所・税理士事務所のみで活用できるスキルだと考えられがちですが、コスト感が必要な全ての社会人に役立つ資格です。就職後のスキル構築という意味でも、取得を目指すことがおすすめだと言えます。
2.資格取得における時間・費用のコストパフォーマンスがよい
簿記3級は資格取得に向けた学習に必要な「時間」や「費用」を少なく抑えられる特徴があります。
日商簿記3級の受験料は2,850円(税込)、独学用のテキストは5,000円前後~と非常にリーズナブルです。また、独学で3級取得を目指すのに必要な学習時間は100〜150時間であると言われています。1日3時間の勉強を続ければ、単純計算で2ヶ月もかからず合格を目指すことが可能です。
簿記は年3回の統一試験(ペーパー試験)に加え、2020年12月よりネット受験(CBT試験)方式が採用されています。ネット受験は、試験会場の空きがあればいつでも受験が可能なので、今からでも合格に向かって学習を始めることが可能です。
3.大学の単位取得にも役立つ
簿記の取得で学んだ知識は、大学の単位取得にも利用できます。経済・経営学関連の授業では、簿記論が単位に含まれるケースがほとんどです。簿記3級を取得していれば、簿記論の内容理解がスムーズに進み、試験にも役立てることができます。
また、簿記2級や1級を取得していれば、以下の単位取得にも役立つ知識・技術が得られます。
・財務管理論
・財務会計論
・財務諸表論
・管理会計論
・中級、上級簿記論(工業簿記など)
・原価計算論
・原価管理論 など
経営や経済学を専攻している大学生は、ぜひ自身の知識・スキルアップを目指して、簿記資格の取得にチャレンジしてみてください!
取得した後にも良い影響がある
前述した通り、簿記を取得しておくことで在学中や就活に役立てることができます。さらに、簿記資格は卒業後・就職後にも良い影響のある資格です。
- 簿記は社会人に有用なスキル
- 転職にも活用できる
- 独立開業にも役立つ
各メリットを詳しくみていきましょう。
1.簿記は社会人に有用なスキル
簿記は社会人に有用なスキルです。前述したように、企業の経理部門や会計事務所・税理士事務所のみで役立つスキルだと考えられがちですが、どのような職業・職種でも役立てることができます。
例えば、簿記資格の取得で財務諸表の読解力や基礎的な経営管理・財務状況の分析力が身につくため、取引先企業への理解が必要な営業職の業務に役立ちます。また、社会人の基本スキルであるコスト感覚が身につくため、簿記は全ての社会人に役立つスキルです。
2.転職にも活用できる
簿記は就職に役立つ資格ですが、転職時にも活用することができます。日商簿記は数多くの人が受験するポピュラーな資格で、企業ニーズも高い傾向にあります。
一般的に、企業の経理部門への転職は実務経験が必須であるケースが多いですが、簿記2級以上を持っていれば、未経験でも評価につながる場合もあります。キャリアチェンジやキャリアアップでの転職でも、簿記資格を評価する企業も多いため、転職でも活用が可能です。
3.独立開業にも役立つ
簿記のスキルは独立・開業に活用できます。その理由は、独立・開業をした場合、日々の経営活動を記録・計算・整理を自身でする必要があるためです。顧問税理士を雇っていれば自身でする必要はありませんが、税理士への依頼はお金がかかってしまうので、独立・開業をする前に簿記スキルを取得しておくことがおすすめです。
特に、個人事業主として独立する場合は、事業の経理や確定申告を自身でこなすケースがほとんどです。近年、個人事業主としての独立や起業をする学生も増えています。
将来的に独立や開業を目指している場合は、簿記資格を取得し、会計に関する知識をつけておくことで、財政管理にあてるリソースを軽減させることができます。
まとめ
大学生には簿記の取得がおすすめです。就職に生かせるだけでなく、在学中の学習にも役立てることができます。特に大学生のうちは学習時間の確保もしやすいので、独学で取得を目指すこともできるでしょう。ぜひ、簿記の取得を検討してみてください。
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