地方公務員の採用試験の概要を知ろう!

地方公務員試験は上級・中級・初級の受験区分に分けて行われており、それぞれ受験資格も異なります。受験資格に学歴は原則問われませんが、上級試験の場合、30歳前後を区切りとする自治体が多いなど一定の年齢制限が存在しています。

そもそも「上級」と「中級」と「初級」では何が違うのでしょうか。今回は地方公務員試験の内容や、受験資格などについてご紹介していきます。

  1. 1. 地方公務員試験の概要
  2. 2. 地方公務員試験の出題内容
  3. 3. 地方公務員試験の難易度と対策
  4. 4. まとめ

1. 地方公務員試験の概要 

地方公務員試験は、次の3つに区分されます。

1-1 地方上級

都道府県と政令指定都市で大卒程度を試験対象者とするもので、各自治体によって、大卒程度、Ⅰ種やⅠ類、上級職などと区分されています。

大卒程度とされる場合、学歴要件はないため高卒であっても受験することは可能ですが、一般的に年齢制限が設定されており、30歳前後を区切りとする自治体が多くみられます。

上級試験の職種は、行政系、心理系、福祉系、技術系のほか、警察官、消防官、保健師、栄養士、獣医などがあります。

1-2 地方中級

一般的に短大卒程度を対象者とした試験ですが、高卒や大卒の方の受験も可能です。試験は短大卒程度、Ⅱ種やⅡ類、中級職などと区分され実施されています。

中級試験にあたる職種は行政職のほか学校や警察の事務職などが多いですが、一定の資格を必要とする専門職も存在します。

1-3 地方初級

高卒程度を対象者とする試験で、高卒程度、Ⅲ種やⅢ類、初級職などと区分されています。

高校卒業を要件としているケースは少ないですが、年齢制限が存在し、多くの都道府県で17~21歳程度となっています。

初級試験にあたる職種は、一般事務、学校・警察事務、警察官や消防官などがあります。

2. 地方公務員試験の出題内容

各試験の概要および出題内容は次の通りです。

2-1 地方上級

地方公務員上級試験では、1次試験では教養・専門・論文の筆記試験が、2次試験では面接試験が実施されます。

1次試験(筆記試験) 教養試験 一般知能(文章理解、数的推理等)
一般知識(政治、経済、日本史、数学、物理、法律、時事等)
専門試験 行政職での科目は法律、経済学、財政学、経営学、政治学、行政学、社会学(職種で異なる)
論文試験 教養論文(社会問題、地方行政・財政や時事等)
専門記述(専門科目)
2次試験(面接試験) 個別・集団面接、集団討論、適正検査など

2-2 地方中級

地方公務員中級試験では、教養・専門・論文の筆記試験と人物試験、適性検査が実施されますが、自治体や職種によっては専門試験がないケースもあります。

1次試験(筆記試験) 教養試験 一般知能(文章理解、数的推理等)
一般知識(政治、経済、日本史、数学、物理、法律、時事等)
専門試験 各職種(行政、土木、電気等)に必要な知識
論文試験 教養論文が中心
2次試験(人物試験) 主に個別面接が実施。面接の評価が重視される傾向

2-3 地方初級

地方公務員初級試験は、主に教養・専門(技術系のみ)・作文の筆記試験と、面接等の人物試験及び適性検査で構成されています。

1次試験(筆記試験) 教養試験 一般知能(文章理解、数的推理等)
一般知識(政治、経済、日本史、数学、物理、法律、時事等)
作文試験 教養論文が中心
2次試験(面接試験) 個別面接が中心。志望動機、仕事の内容、自己PRなどが問われる

3. 地方公務員試験の難易度と対策

各試験の難易度をご紹介していきます。

3-1 地方上級

地方公務員上級試験では大卒レベル程度の難易度の知識が問われますが、国家公務員上級試験と比較するとやや易しいといえるレベルです。

競争倍率は各自治体や職種等で異なりますが、行政職系の場合20倍程度までの競争率で、5倍~9倍のケースが多く見られます。

3-2 地方中級

地方公務員中級試験では短大卒レベルの難易度の知識が問われます。地方上級よりは易しい試験と見られていますが、上級の基礎問題レベルの出題も少なくありません。また、大卒の受験が可能な場合は難易度が高くなることもあります。

試験の競争倍率は8倍~12倍程度が多いですが、募集人数が少ないケースでは倍率が20倍以上まで上がることも珍しくありません。

3-3 地方初級

地方公務員初級試験の難易度は高校で学習した内容程度となっており、試験難易度は地方中級よりも易しいです。また、面接はグループではなく個別面接が中心で、基本的な対応の準備が重要になります。

競争倍率は行政職系の場合3~20倍程度となっていますが、6倍~10倍のケースが多く見られます。

4. まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は地方公務員採用試験の概要について、地方上級・地方中級・地方初級に分けてご紹介しました。地方公務員試験に合格するためには1,000〜1,500時間程度の学習が必要とされており、独学でチャレンジする受験生もいますが、効率よく合格を目指す方には試験対策を行うスクールなどを利用するのがおすすめです。

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