プログラミング初心者の場合、学びやすい言語から習得していくことをおすすめします。
難しい言語を習得すれば、それだけ周囲の評価が高まったり、スキルとしてアピールできたりしやすい一方、難易度が高いプログラミング言語は当然ながら習得が容易ではありません。初心者のうちはまず、初めてでも比較的取り組みやすい言語を重点的に学んでいくと良いでしょう。初心者講座として、初めてのプログラミングにおすすめの言語を紹介していきます。
プログラミングができたら何を作りたい?
プログラマーに憧れる人は少なくないですが、実際にプログラミングを使えるようになったら一体どんなプログラムを作成できるようになるのか気になりますよね。そこで、プログラミングを習得したらやりたいことについてうかがってみました。
【質問】
もしプログラミング言語を習得したら、次のうち何をやりたいですか?
【回答結果】
アプリ開発 : 52
webデザイン : 29
Excel業務の効率化 : 19
調査地域:全国
調査対象:【年齢】20 – 29 30 – 39
調査期間:2018年01月19日~2018年01月26日
アプリ開発のプログラミングが人気?
アンケートの結果、100人中52人がアプリ開発だと答えていました。次いで多かったのは100人中29人のWebデザインでした。
- スマホのゲームを作りたいかも。(30代/男性/正社員)
- 自分に合ったアプリを作成したいからです。既存のアプリにはない機能を備えることや、
ライフスタイルに合わせることが可能だからです。(20代/女性/パート・アルバイト) - 面白そうだから。それが収入源になったらいいと思う。(20代/男性/パート・アルバイト)
自分好みの便利なアプリを作成したいという意見やゲームを作りたいという意見など、さまざまな回答が見受けられました。
また、収入に期待している人も多いようです。アプリ開発は需要があり、稼ぎやすいだろうと思うのかもしれませんね。
- Webのデザインに携わって、訪れたくなるようなワクワクするホームページなどを作成してみたいです。(20代/女性/専業主婦(主夫))
- 自分で凝ったサイトを作ってみたい。(30代/女性/専業主婦(主夫))
- デザインを勉強していたので、興味があるからです。(30代/女性/専業主婦(主夫))
Webデザインと答えた人は、主に思い通りのサイトやホームページを作成したいと考える傾向にあるようですね。
- Excelはよく使うので、効率化を図りたい。(30代/男性/正社員)
- 入力書類や管理書類があまりにも多いので名前や会社名だけで識別したいからです。(20代/女性/正社員)
Excel業務の効率化を選んだ人は、ほかの意見とは違って興味があるからというよりも、実際の業務に役立てたいと思う人が多くなっていました。働き方改革などと言われるように、労務管理の徹底と同時に個人の能力が問われるようになっている中、業務効率化で仕事をより効率的に進めたいと思う人が多いことがうかがえますね。
さて、アプリ開発やWebデザインなどを実際に行うには、どのプログラミング言語を覚えればいいものなのでしょうか?
次の段落から実際に見ていきましょう。
非プログラマーならExcel VBAがおすすめ!
プログラマーになるつもりはないけれど、プログラミングについて気軽に学んでみたいという場合には、Excel VBAが初心者講座としてはおすすめです。
VBAはVisual Basic for Applicationsの略称で、アプリケーションの処理を自動化させるために使用するプログラミング言語を指します。関数では行えないような複雑な計算をはじめ、ほかのファイルやアプリケーションの一連の操作を自動化するように設定することができるので、Excelの作業を格段に効率化できます。
毎日繰り返すような作業を自動化させることができれば、一から行う手間が省けますし、大幅な作業時間の短縮にも繋がるでしょう。Excelだけに限定したプログラミングではあるものの、パソコンを使うような企業では必須のソフトですから、Excel VBAが使えると重宝されるのはまず間違いありません。自身の業務効率向上にもなることですから、オフィスワーカーであれば習得しておくことをおすすめします。
Webデザインに興味があればHTMLとCSS
Webデザインに興味がある場合に習得すべきはHTMLとCSSの2つです。
どちらもWebサイトをデザインするうえでは必要となるものですから、習得する場合には必ずどちらも覚えておきましょう。
HTMLとCSSを習得しておけば、より見やすく惹きつけられるWebページを自分で作ることができます。ブログやホームページを運営している場合は、HTMLとCSSを習得することでデザインによりこだわれるようになるでしょう。
独自性を持たせることができれば、競合サイトとの差別化も図れます。
また、自社のサイトのために習得するのではなく、Webデザイナーとして生計を立てるために習得するというのもひとつの方法です。取引先の企業からサイト制作の注文をしてもらい、要望通りのサイトデザインを施すことで生計を立てている人もいます。
最近、需要の高まっているWebデザイナーを目指すのもいいでしょう。
HTMLを覚えたらJavaScriptとPHP
紹介してきたHTMLやCSSは、初心者から特に始めやすい言語ですが、Webページ上の画像に動きをつけるなど、もっと高度なプログラミングスキルを身につけたいのであれば、JavaScriptとPHPがおすすめです。JavaScriptは汎用性が高く、Webサイトのデザイン性や機能性を高めたいときに役立ちます。
それに対してPHPはHTMLに動的な処理を行うタグを追加することで、Webページを動的に動かせるという特徴を持ち合わせています。
JavaScriptがブラウザ上で作動するのに対し、PHPはサーバーサイドでプログラムを実行する仕組みであるため、一見初心者にはわかりづらく感じてしまうかもしれませんが、一度きちんと覚えれば何も難しいことはありません。
HTMLやCSSを習得した後、さらに対応できる範囲を広げたい場合や、もっとスキルアップしたいという場合にはJavaScriptとPHPの習得を目指してみましょう。動的なサイトを作れるようになれば、さらに目を引くサイトになるのは確かです。
本格的にプログラミングを始めたい方はJavaがおすすめ!
本格的にプログラミングを習得したいのであれば、TwitterやGoogle、YouTubeなどの大手サイトで使われている有名な言語、
Javaの習得を目指してみましょう。Javaは世界的に使われているメジャーなプログラミング言語であり、その需要は非常に高いです。Javaプログラマーは不足しているといわれているため、活躍の場が広いだけではなく、就職面でも有利になるでしょう。
JavaならAndroidアプリの開発やシステム開発、ゲームの開発など、さまざまなプログラミングに活用できますから、プログラミングを使ってできることの幅は格段に広がります。本格的にプログラマーを目指している場合にはJavaの習得は必須だと考えて臨んだほうがいいでしょう。
初心者向けプログラミング講座も豊富!ぜひ受講してみて
これまで紹介してきたプログラミング言語は学びやすく、スクールの種類も豊富にあります。初心者向けのプログラミング講座ももちろん豊富にありますから、初めてだからといって気負うことはないでしょう。
目的により、使うプログラミング言語が変わるため、プログラミングを使ってどんなことをしたいのかを基準に、どんなプログラミングを学んでいくべきかを考え、スクールを選んでみてください。