パソコンはまるで魔法のような道具
『現代において、パソコンを使わない仕事はあるか?』と考えてみると、限りなく多くの仕事がパソコンを使って成り立っていることが分かります。たとえ、今パソコンを使っていない仕事でも、パソコンを使うことで可能性を広げることも可能でしょう。
たとえば、TV番組などでも何度か取り上げられていた徳島県の「葉っぱビジネス」は、まさにパソコンを使うことで、その可能性を広げた仕事だと言えます。「葉っぱビジネス」は、徳島県の田舎町で山の葉っぱや花を収穫し、料理の“つま”として出荷するビジネスです。この仕事では、80歳を過ぎたおばあちゃん達がパソコンを使って、やりがいを持って楽しそうに仕事をしていました。この報道に、本当に驚いたのと同時に、パソコンを使うことで誰にでも未来を変えることが出来る可能性があるのだと改めて思いました。
正しいパソコン操作を覚えれば、効率もUP
「パソコン操作は慣れでしょ!」とよく聞きます。確かに、触りながら理解が出来ることも多いですが、仕事としてパソコンを使っていくのであれば『パソコン操作を勉強する』選択は、とても有意義な選択です。慣れでパソコン操作を覚えた方は、覚えた操作方法で仕事を進めるため、更に効率の良い操作方法があることは考えもしません。でも実は、正しいパソコン操作を覚えることで、仕事効率すらも大幅改善出来るのです。
例えば、キーボードは「どの指でどのキーを打つとスムーズに入力できるのか」コツがあるのをご存知ですか?100m走るのに、同じ身体能力を持っていても走るコツを理解している人が早いのと同じ理屈です。「確かになー」と思っても、実際に正しい指で打っている人は少ないのでは?「キーボードを見ずに打てればいいでしょ」と思われる方もいるかも知れませんが、入力スピード・誤字脱字などは明らかに変わってきます。ほとんどのパソコンはキーボード入力ですから、正しくタッチタイピングが出来ることで手っ取り早く仕事効率をあげられるということですね。
独学の壁
自己流で身に付けたスキルを修正しようとすると、最初にスキルを習得した以上に時間が掛かります。更に、機能方法を知っていても、どんな時にこの機能を使うのか、が結び付いていなければ、必要な時に必要な操作は出来ません。こういった利用シーンに結び付けてパソコン操作を身に付けようとするならば、例えば、実務シーンを想定した問題を踏まえて、具体的な操作方法を覚えていく講座が効果的です。もちろん、覚えたスキルを使って違うシーンでの演習を積み重ねることで定着を図ります。この繰り返しで、効率の良い操作方法を効率的に身に付けていけるのです。
また、各種パソコン資格を目指してみるのも良い方法です。パソコン資格によって特徴はありますが、もともとビジネスシーンにおける必要操作を試験として問うものが多く、演習機会として利用が出来ます。
就転職を考えている方にとって、どこまでのパソコンスキルを身に付けたらよいのか気になるところだと思います。もちろん、職種や仕事内容によって違いがありますが、断言できるのは『身に付けたパソコンスキルは、これからの人生に必ず役立つ』ということです。
就職して直ぐに必要にはならないかもしれません。ですが、徳島の「葉っぱビジネス」で働くおばあちゃん達が、今の自分たちを初めから予想していたでしょうか?同じ部署で同じ仕事を続けられる保証はどこにもありません。もしかしたら、パソコンスキルを持っていることで「こんな仕事もできるかな?」と新しい仕事を任されるかも知れません。自分への投資は、「リスクのない」投資です。自分の可能性を広げていきましょう!