業界や職種を問わず、ビジネスでは欠かすことのできなくなっているMicrosoft Officeソフト。その中でも、データを伴う資料を作成する際によく使われているExcelで、社内外の関係者に伝わる資料にするために、効果的に使っていきたいのがグラフです。
今回は、データの可視化で役立つグラフについて、グラフの種類や特徴などをご紹介します。業務の中で提案資料や分析資料を作成する方は、ぜひ参考にしてグラフを使った効果的なデータの可視化をしてみてください。
Excelのグラフ機能とは
Excelでは、指定した範囲に入力されているデータをもとに、さまざまな形式のグラフを簡単に作成することができます。よく使う代表的なグラフの種類は、棒グラフや折れ線グラフ、円グラフなどがあります。
グラフの種類と特徴
Excelでは、16種類のグラフと複数のグラフを組み合わせたグラフを作成することができます。よく使われるグラフの種類と特徴をご紹介します。
- 棒グラフ
- 折れ線グラフ
- 円グラフ
- 散布図
- レーダーチャート
- じょうごグラフ
棒グラフ
棒グラフは主に数値や量の大小を比較するときに使われるグラフで、縦棒タイプのものと横棒タイプの2種類があります。
縦棒タイプと横棒タイプは明確に使い分け方が決まっているわけではありませんが、縦棒グラフは時系列での比較や特定期間中での比較など、横軸に時系列の項目をとるケースが多く見受けられます。
一方、横棒グラフはそれぞれが独立した項目間での量を比較する場合などでよく使われています。
折れ線グラフ
折れ線グラフは主に量の増減や変化の傾向など把握するときに使われるグラフです。売上金額の推移や顧客数の推移など、同じデータを時系列で分析したい場合に使われるので、分析が主業務ではない営業職の方が実績資料を用意する際などにも、たびたび登場するグラフです。
円グラフ
円グラフは主に各項目が全体に占める割合を表すときに使われるグラフです。売上の構成比率や業界のシェアなど、折れ線グラフと同じく実績資料などでよく目にするグラフでもあります。
散布図
散布図は主にデータのばらつき具合や複数の項目値の相関関係を把握するときに使われるグラフです。単純な量比較や推移、割合を表すグラフではないので、活用する場面は限定されることもありますが、データ分析をする職種の方などは活用できる場面があるでしょう。
レーダーチャート
レーダーチャートは主に5つ以上の項目値で特性を把握するときに使われるグラフで、その見た目からスパイダーチャートやスターチャートとも呼ばれます。自社製品の性能評価の際などに使われることが多く、競合他社製品との比較や平均値との比較を通して、特性や長所・短所を明確化する用途で使われることがあります。
じょうごグラフ
じょうごグラフは主に決まった順番で4つ以上のステップが発生し、そのプロセスにおいて数値が徐々に減少することが予想されるものを分析するときに使われるグラフです。自社サイトでの会員登録フローの正常性分析や課題発見、ボトルネック解析など、改善提案資料を作成する際などで活用できるグラフです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。Excelで作成できるグラフで業務の中で使われることのあるグラフについて、種類と特徴をご紹介しました。収集・集計したデータを効果的に可視化することで、資料の説得力が一段と増すので、ぜひ各グラフの目的や特徴を把握して、より効果的なデータの可視化にチャレンジしてみてください。
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