キャリアナビゲーターに聞く! vol.4:福嶋誉子

リンクアカデミーでは、教室スタッフを「キャリアナビゲーター」と呼んでおり、受講生をサポートし続ける存在としてコーチング型のキャリアスクールを目指しています。キャリアナビゲーターは、ゴールという目標に向かって受講生と一緒に走るスポーツのコーチとして位置づけています。そのキャリアナビゲーターが受講生に、どのような関わりを持ってキャリア形成を支援しているのかエピソードを通じてシリーズで紹介していきます。

キャリアナビゲータープロフィール:福嶋 誉子(ふくしま たかこ)
中部地域、中国・九州地域でキャリアナビゲーターを経験し、現在は高知校スクールマネージャー。パソコンスキルから、公務員講座希望のキャリアナビゲーションを幅広くナビゲーションしている。

目次

エピソード:「あなたのキャリアに、本気のパートナーを。」

着実に希望の就職先を目指す中、お母様から告げられた「お願い」

数多くある公務員資格の中でも、人気の高い国家公務員一般職を目指すある女性。彼女は、大学院を休学しながら公務員試験に臨んでいたのですが、とても優秀で、絵に描いたような優等生でした。模擬試験の点数はいつも良く、結果もA判定。それでも「何があるかわからないから」と毎日校舎へ足を運び、時には同じ公務員講座を受講する仲間たちに勉強を教えているその子の姿を見て、誰もが「あの子は合格するだろう」と確信をしていました。

その期待通り、彼女は受験した一次試験をすべて通過。二次試験にも準備を重ね、万全の態勢で順調に試験が進んでいた8月の初旬、急に教室にその子のお母様から電話が入りました。「先生、うちの子に9月試験も受けさせて下さい」

お子さんを心配するからこそ「県内に就職をしてほしい」

9月試験といえば、規模の小さい市町村の地方公務員試験。「彼女の本命試験は順調に進んでいるのに、なぜ?」電話口でそんな疑問を抱きながら、私はお母様からの言葉を待ちました。

「あの子の第一希望のところは県内の就職が難しいのでしょう?それに難易度も高いと聞いています。経済的な理由から今年就職をしてもらわないと困ります。それに県外に出すのも納得はしていません。あの子ったら本当に頑固で・・・」矢継ぎ早に飛びだす言葉を一度全て受け止めてから、「お母様、ご要望はわかりました。ただ、受験を実際に受けるのも、その先の人生を歩むのもご本人様です。そこはご本人様の意思を尊重したいと私は思っております」と、お答えをしました。

すると、今まで興奮気味にお話しをされていたお母様から言葉が途絶え、少しの間が空いてから、「あの子は体が弱くて病院にも通っています。私だって、元気なら何も言いません。でも何かあったら・・・。先生、お願いします。この通りです」と、絞り出すように告げられたのです。

その言葉を聞いた瞬間、私はハッとしました。確かに、彼女は定期的に病院に通っていることも聞いていました。ですが、彼女があまりにも優秀で、意思も強く将来を見据えているから、その事実をつい失念してしまっていたのです。私はお母様に、ご本人様に必ずそのお話をすることを約束し、電話を終えました。

自分の気持ちと親の気持ち、考え悩んだ末の決断

その電話の数時間後、校舎を訪れた彼女はどこか浮かない顔をしていました。話を聞くと、昨晩お母様と喧嘩をしてしまったとのことでした。

話の中で、彼女は自分の仕事に誇りとやりがいをもって働きたい、と語ってくれました。「たとえ両親が自分の身体のことを心配してくれていることはわかっていても、それを言い訳に諦めたくはない。どうしたら両親はわかってくれるのか」と悩み、落ち込んでいたのです。また、病気は徐々に回復に向かっていることを知ることもできました。

「あなたの気持ちはとてもよくわかる。私も両親が心配性で、やりたいことのために家から出ることを許してはもらえなかった。私はそれでも、自分の意思を貫き通して出てきてしまったけど、ふと親の気持ちを考えたときに、私の頑固さが母のことをどれだけ傷つけたのだろうと思って苦しくなることはあるよ。お母様の気持ちも、無下にはしないであけてほしいな」

彼女は私の話にとても真剣に耳を傾け、そして一言「先生は、今の選択に後悔はないですか」と尋ねてきました。「うん、ないよ。考えた末の自分の決断だからね」。そういうと、彼女は「私、9月の試験も申し込みます。でも、ちゃんと第一希望で内定をもらえたら、もう一度親を説得します。私もやっぱり頑固なので」と吹っ切れたような笑顔を見せてくれました。

受講生とその家族にまで真剣に向き合う姿に、新たな「お願い」

彼女はその後、見事に第一志望の国家公務員一般職に合格し、親御さんからも認めてもらうことができました。彼女は就職に向けて、さらにパソコン講座の受講も希望したところ、リンクアカデミーの講座は折り合わなかったものの、家の近くのパソコンスクールで習うことを約束してくれたそうです。

晴れて進路も決まり、安心していたある日、再度彼女のお母様からお電話をいただきました。「福嶋さん、娘がね、どうしてもそちらでパソコンを習いたいと言うのです。私も本当は、ここまで本気で寄り添って下さった福嶋さんのところにお願いしたいのです。どうかやれそうなプランを作ってはくれないでしょうか」

再度リンクアカデミーに通うことが決まった彼女は、パソコンの基礎を学習し卒業していきました。少しでも両親を楽にしてあげたいと派遣の就業も始め、4月までに仕事経験を積むのだと、彼女らしく前向きに笑って。

キャリアナビゲーターとしての抱負

「まだわからない将来のキャリア、希望する方向を一緒に探し、可能性を信じて一緒に実現していきたい」

受講生の方が望んでいる方向へ進んで頂けるよう、キャリアナビゲーターとして関わっていきたいと思っています。それぞれの個人が持っている可能性、ポテンシャルはご本人が自覚する以上にたくさん持っています。教室に訪れる方の中には、かつて自分が描いていた夢をあきらめてしまっている方もいらっしゃいますが、勇気をもって踏み出せない内面的な理由が強いだけなので、そういった方に実現可能なキャリアに向けて一緒に実現ができたらと思っています。まだわからない将来のキャリア、希望する方向を一緒に探し、可能性を信じて一緒に実現する。そんなキャリアナビゲーターでありたいと思っています。

キャリアアップ実現のために、まずはスキルアップを!

リンクアカデミーが運営するパソコンスクール「アビバ」、資格スクール「大栄」では、「挫折させない」「継続できる」にこだわった学習サポート体制が充実しています。タイプ別の挫折ポイントを診断する診断ツールを活用しながら、豊富な学習サポート実績によって培われたカウンセリングによって、一人ひとりの「なりたい姿」に近づくサポートをしていきます。無料カウンセリングや無料体験も実施していますので、キャリアアップに向けた明確な目標がある方はもちろん、キャリアアップに向けて相談をしたいだけという方もぜひお気軽にお申し込みください。