MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)資格は、マイクロソフトオフィス製品に特化したパソコンのスキルに関する資格です。ほとんどの企業で使用されているワードやエクセルなどのオフィスソフトを使いこなせることを証明できるため、就職や転職の際に採用担当者からの評価も高く、就職活動を有利に進めることができます。今回は、MOS資格を取得するメリットや、効率的にMOS資格を取得する方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1.MOS資格とは?
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)資格とは、ワードやエクセルなどのマイクロソフトオフィス製品をどれだけ使いこなせるかを証明する資格で、マイクロソフト社が認定する世界共通の資格です。最近のビジネスシーンでは基本的なパソコンスキルは必須ともいえる状況となっており、認知度が最も高いパソコンスキルであるMOS資格は一般企業だけでなく大学などの教育機関でも取得を推奨されています。
1-1.MOS資格試験の概要
MOS資格の試験は、毎月行われている全国一斉試験か、パソコン教室などが随時実施する試験で受験することができます。受験資格は特に定められておらず、誰でも気軽に受験できるため近年人気が高まっています。試験内容は実技試験のみで、どれだけマイクロソフトオフィスを使いこなせるかというスキルが問われます。
1-2.MOS資格試験の難易度
試験レベルは、一般的なスキルが求められる「スペシャリストレベル」と、より高度な応用スキルが求められる「エキスパートレベル」の2つがあります。「スペシャリストレベル」ではワードやエクセル以外にパワーポイントやアクセス、アウトルックといったソフトの試験も実施されていますが、「エキスパートレベル」はワードとエクセルのみに関する高度な実技が問われる上級資格です。
2 MOSが就職に有利な理由
MOS資格は知名度も高く就職や転職の際に有利となることから、近年注目度が高まっています。企業の採用担当者から有資格者が高評価を受ける理由としては次の3つが挙げられます。
- 一定以上のパソコンスキルがあることの証明となる
- 認知度の高い資格である
- 業務に密接な関わりがある
それぞれ見ていきましょう。
2-1.一定以上のパソコンスキルがあることの証明となる
現在のビジネスシーンでは基本的なパソコンスキルは必要不可欠です。しかし、入社試験などでパソコンスキルの実技を課されることはほとんど無いため、採用側は面接で確認するか、エントリーシートで応募者のパソコンスキルをチェックするなどの方法しかありません。
このような状況の中で、一定レベル以上のパソコンスキルを証明するMOS資格は、採用する企業にとって貴重な判断材料の一つとなっています。また、近年スマートフォンやタブレットなどの携帯端末の急速な普及でパソコン離れが進んでおり、学校などではパソコンの授業が採り入れられているにも関わらず、若い年代層でもパソコンを使用できない方が増加しています。そのためパソコンスキルを証明できるMOS資格を保有していれば、他の応募者との差別化を図ることも可能です。
2-2.認知度の高い資格である
MOS資格はマイクロソフト社が認定する世界中で認知されている資格です。特に、オフィス製品の操作スキルを証明する資格としては唯一、マイクロソフト社が公式に認定しています。また、パソコンをただ使えるというだけでなく、使いこなせるレベルであることも証明できるため、応募者にとっては大きなアピールポイントとして活用することができます。
2-3.業務内容に密接な関わりがある
ワードやエクセルなどは企業規模の大小を問わずほとんどの企業で使用されているソフトウェアです。そのため、ワードやエクセルのMOS資格は企業が求める基本的なパソコンスキルを証明する資格として認知されています。
このほかプレゼンテーションツールとして使用されるパワーポイント、メール送受信や個人情報管理に必要なアウトルックや、データベースツールとして利用できるアクセスも業務に必要なツールとして多くの企業で使用されています。これらも採用企業側が重視するスキルとなっており、就職や転職の際に高評価を受けることにつながります。
3.MOS資格を取得するためにはパソコン教室がおすすめ
MOS資格を効率よく取得するためには、パソコン教室に通うのがおすすめです。その大きな理由は次の3つです。
- 短期間で取得するためのカリキュラムが用意されている
- 初心者でも体系的に学べる
- 分からないことがあっても直接質問できる
3-1.短期間で取得するためのカリキュラムが用意されている
MOS資格試験は実技試験なので、実際にパソコン操作をできるかどうかが最も重要なポイントです。参考書などで知識を養うだけでは必要な操作を習得することはできません。パソコン教室では実際にパソコンに触りながら必要な操作を習得するので、効率的に学習することが可能です。また、操作の難易度やプロセスに合わせたカリキュラムが用意されているため、段階的に学ぶことで短期間での資格取得を目指すことができます。
3-2.初心者でも体系的に学べる
パソコン教室では初心者からでも体系的に学ぶことが可能です。まずは、簡単な基本的操作から始まり、習熟度が増していくにつれて高度なスキルも身についていきます。特に、ワードやエクセルでは一つの目的に対して複数のアプローチの仕方(操作方法)があります。
そのような場合、最も時間のかからない簡単な方法を選択することがベストですが、独学でパソコンスキルを身に付けた方は独自の経験則に基づいてやり方を試行錯誤する傾向があるため、遠回りで時間がかかってしまう方法を選択しているケースが少なくありません。
一方、初心者のうちからパソコン教室で様々なケースに応じた操作を学んでいると状況に応じた選択肢が増えるため、時間のかからないベストな方法で操作することができるようになります。
3-3.分からないことがあっても直接質問できる
パソコン教室では、分からないことがあっても直接パソコンを操作しながら質問できることが大きな強みです。やはり聞くだけでは実際の操作ができないこともあるので、講師の先生と同じ画面を見ながら問題を解決できることは理解度をより高めます。また、分からないことを調べるのは時間も労力もかかりますが、パソコン教室では確認したいポイントだけを理解できるまで質問できるため、必要なスキルを効率的に身に付けることも可能となります。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。就職や転職に有利なMOS資格について確認しました。現在のビジネスシーンではパソコン操作に関する基本的スキルが必要不可欠となっており、多くの企業で使用されているマイクロソフトオフィス製品を使いこなせることは、他の応募者との大きな差別化にもなり、就職や転職の際に大きな武器となります。少しでも就職活動を有利に進めたい、就職前に基本的なパソコンスキルを身に付けたいという方は、ぜひこの機会にMOS資格の取得を目指してみてください。
なお、リンクアカデミーが運営する「パソコンスクールアビバ」では、基礎から実務でよく使う機能を、一人ひとりのレベルや目的に合わせたカリキュラムで身につけられます。初心者から始めてお仕事などで活躍する方も多く、独自の自己診断ツール「BRIDGE-C」により、どのようなスキルを身に付ければ今後の目標に近づけるのかが分かりますので、何から始めればいいのか分からない方も最短ルートで将来に向けた準備ができます。
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