リンクアカデミーでは、受講生の皆さんはもちろん、レッスン受講を検討している方に向けて、「パソコンスクール アビバ」と「資格スクール 大栄」を運営するリンクアカデミーについて深く理解していただく目的で、「リンクアカデミーはどのようなスクールか」「ほかのキャリアスクールとの違いについて」「BRIDGE-Cやビジネススキル講座により、サービスの質はどう変わっていくのか」といった各専門分野の第一人者へのインタビューを実施し、そのインタビュー内容を定期的に配信をしてまいります。リンクアカデミーの社員がどのように皆さんのキャリア形成支援のために尽力しているのか、ぜひご覧になってみてください。
1995年株式会社アビバジャパン(現 株式会社リンクアカデミー)入社。キャリアナビゲーター、研修業務に従事し、営業統括を担当。株式会社リンクアカデミー設立後は、北日本カンパニー長、中部カンパニー長、西日本カンパニー長を歴任し、現在 執行役 サービス開発部長。
インタビュー
Q:パソコン・IT・資格・語学と幅広く展開するリンクアカデミーですが、リンクアカデミーが教育サービス事業者として最も大切にしているものは何ですか?
リンクアカデミーは、パソコン教室アビバ、資格スクールの大栄、語学スクールのロゼッタストーン・ラーニングセンターと、複数の教育ブランドを展開していますが、すべてにおいて一貫して大切にしていることは、お客様の望むキャリア像を理解し、その実現に向けて最大限の支援をするということです。
例えば、Excelを学びたいお客様が10名いたとしても、その理由はさまざまです。お客様の目指す姿を私たちが理解することで、提供する講座内容から学習方法まですべて変わってきます。そういった意味では、ただ資格やスキルを取得/習得する教育スクールというより、目指す姿を実現させる『トータルキャリアスクール』とお考えいただく方がよいですね。
企業と個人の関係は、従来の縛りあう相互拘束型から、選びあう相互選択型に変化してきました。また、「人生100年時代」が到来したものの労働人口は減少しており、ビジネスパーソンが働く期間は長期化していかざるをえません。
こうした時代に、選ばれ続け、働き続けるためには、自分の価値を自分で創らなければいけません。「自分探し」ではなく「自分創り」です。この自立的・主体的に自らの価値を高めるため、自分自身が価値発揮の主体として自らを築き上げていくキャリア観。それを私たちは、独自のキャリア観として「i-Company(自分株式会社)」と定義しております。
個人が主役の時代だからこそ、i-Company創りが重要であり、私たちリンクアカデミーはそんな「選ばれ続ける」自分創りを目指す皆様を支援する”本気のパートナー”でありたいと考えてます。私たちが一番大切にしていることは、リンクアカデミーのコーポレートキャッチでもある、”あなたのキャリアに、本気のパートナーを。”です。
Q:お客様のキャリア形成に向けてどのようなサービスを展開しているのでしょうか?
リンクアカデミーのサービスは、リンクアンドモチベーショングループの独自の基幹技術であるモチベーションエンジニアリングを基に展開されています。このモチベーションエンジニアリングには、「診断技術」と「変革技術」があります。それぞれに付随するサービスを適切に提供することで、お客様のキャリア形成のサポートをしています。
「診断技術」でお客様の現在地を知る
「診断技術」では、まずBRIDGE-Cという診断ツールでお客様の現在地を知るところから始めます。BRIDGE-Cという名称はBRIDGE-Careerの略で、“目指すキャリアへの懸け橋”という意味で、モチベーションタイプ版とスキル版の2つからお客様を診断していきます。
モチベーションタイプ版では、お客様個人のモチベーション特性を大きく3つに分けて診断します。組織に求める価値観を明確にする「組織タイプ」、お客様自身の思考・行動特性を明確にする「行動タイプ」、仕事内容への適性や指向を明らかにする「仕事タイプ」です。これらは、目指す姿にも繋がる“現状の仕事内容や組織とのマッチング度合い”を測るだけではなく、「変革技術」にも役立てています。
スキル版では、i-Company創りに向けた必要な5つのスキルを診断します。スキルの整理においては、テクニカルスキル、リテラシー、ポータブルスキル、モチベーション、ポテンシャルという人材要件フレームを活用します。リンクアカデミーではモチベーション、ポテンシャルという個人特性を踏まえ、変化させ易い専門性を意味するテクニカルスキル(企画遂行力や営業企画力など、職務を遂行するために欠かせない知識や技術)、PC操作など汎用性の高さであるリテラシースキル、持ち運びできる人間力ともいうべきポータブルスキルを育んでいきます。
少し具体的にお話ししますと、「行動タイプ」には、4つのモチベーションタイプが存在します。アタックタイプ、レシーブタイプ、フィーリングタイプ、シンキングタイプです。この4つのタイプを知ることによって、私たちが大切にしていることのひとつである“挫折させない教育”を実現することが出来ます。例えば、アタックタイプは、勝ち負けに拘る傾向があり、挫折するポイントは目標を見失ったときです。フィーリングタイプは、楽しくないと続けられない傾向があり、挫折するポイントは、同じことの繰り返しで魅力が喪失した時です。この個人特性を理解して学習効率を上げ、挫折させない教育を実現させています。
i-Company創りに向けた必要なスキルを「変革技術」で育む
リンクアカデミーでは、i-Company創りに必要な5つのスキルを「変革技術」によって育んでいきます。具体的にご説明していきます。
テクニカルスキルはより専門性の高いスキルになりますので、大栄ブランドの資格講座でスキルアップを目指します。リテラシーについては、アビバブランド、プログラミングスクールのアビバプロブランドで提供しているPC・IT講座でサポートを。近年では、社会背景もあり、語学リテラシーのニーズもますます高まっていることを受け、ロゼッタストーン・ラーニングセンターブランドでお客様のニーズにお応えできるようにしています。
そして、人間力ともいうべきポータブルスキルですが、ここを伸ばすには経験が必要となります。私たちは、“経験資産”と呼んでいますが、対人力をあげるには多くの経験が必要です。数十年前と違って、第1次産業、第2次産業が衰退し、産業がよりソフト化している社会において、サービス業の経験は不可欠になりつつあるのです。そこで、例えば、公務員講座を学ぶ学生の皆さんには就職までの期間をサービス業への就業経験に充ててもらっています。これも、グループ会社のリンクスタッフィングを介して提供しているサービスの一つと言えるでしょう。
キャリアナビゲーターが「診断技術」と「変革技術」を繋ぐ
これらの「診断技術」と「変革技術」を繋ぐのが、キャリアナビゲーターという私たちのスタッフです。面談サイクルの中で、目指す姿と現在地のギャップを診断ツールで常に把握し、そのギャップを「変革技術」である講座提供によって埋めていく。皆さんに身近な表現をするならば、PDCAサイクルを回しているイメージでしょうか。
⇓
教育(Do)
⇓
学習/キャリア進捗確認(Check)
⇓
学習/キャリア面談(Act)
これがリンクアカデミーのサービスです。
Q:BRIDGE-Cやビジネススキル講座などのサービス展開を始め、今後変えていきたい課題、開発したいと考えているサービスのイメージなどがありましたら、お聞かせください。
パソコン・ITスキル講座や資格講座は、受講生様のニーズ変化や資格試験の最新傾向に応じて講座内容を変えていきますが、それだけではリンクアカデミーの目指すi-Campany創りにつながらないと考えています。
スキルを活かす・資格試験に合格するまでの過程で目指す姿へ着実に近づいているのは間違いありませんが、実際のビジネス場面で学んだパソコン機能や専門知識をうまく活かすためには実践を繰り返すだけではなく、ビジネス場面ではどのようなことを意識して機能や専門知識を活かせばキャリアアップにつながるのか、ビジネスパーソンとして知っておくと得するポイントがいくつかあります。
そこで、2018年10月にビジネスパーソンとして押さえるべきポイントを網羅した講座(ポータブルスキル対応講座)としてビジネススキル講座をリリースし、発売2週間で300講座の売れ行きとなりました。お客様はご自身のキャリアに少なからずご不安をお持ちになっています。ビジネススキル講座は、そんな不安を解消したいという気持ちから生まれた講座で、結果として多くの方に求められたのだと思います。テクニカルスキルやリテラシーに関しては資格取得によって自信に繋がりますが、ポータブルスキルは成功体験や経験からしか自信を持つことがなかなかできません。
ですが、お客様にもっと満足いただけるサービスを提供するためにも、i-Company創りに繋がる更なる講座サービスの拡充は不可欠だと思っています。というのも、BRIDGE-Cで表現しているi-Companyを形成する要素は12領域48項目ありまして、これらにすべて対応できているかというとまだまだです。どんな優秀なコックがいても、レシピがあっても、材料がなければおいしい料理は出来ません。
商品市場ではハードからソフトに変化し、より個人が重要となっています。また、労働市場においても、相互拘束型から相互選択型に変わり、選ばれる人と選ばれない人が二極化してきています。だからこそ、社会トレンドを私たちが素早くキャッチし、常にお客様のi-Companyのアップデートに寄与できるように努力していきたいと思っています。
キャリアアップ実現のために、まずはスキルアップを!
リンクアカデミーが運営するパソコンスクール「アビバ」、資格スクール「大栄」では、「挫折させない」「継続できる」にこだわった学習サポート体制が充実しています。タイプ別の挫折ポイントを診断する診断ツールを活用しながら、豊富な学習サポート実績によって培われたカウンセリングによって、一人ひとりの「なりたい姿」に近づくサポートをしていきます。無料カウンセリングや無料体験も実施していますので、キャリアアップに向けた明確な目標がある方はもちろん、キャリアアップに向けて相談をしたいだけという方もぜひお気軽にお申し込みください。